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非浸潤がんからの再発について

[管理番号:3886]
性別:女性
年齢:48歳
いつも拝見させていただいております。
今年の2月に乳頭乳輪温存の皮下乳腺全摘を受け、8月にティッシュエキスパンダーにより再建手術いたしました。
病理の結果は1cmスライスし非浸潤性乳がんで無治療です。
9月に6カ月検診を受け大丈夫でした。
(エコーとマンモグラフィー。触診はなし)
ところが昨日胸の内側上部(鎖骨から下14cm、中心から3cm程)に硬く動かないしこりを発見し右肩にぶょっとした腫れを確認しました。
先月の検診はしこりが出来た部分はマンモグラフィーでは映らない範囲で、エコーは乳房の膨らみのない部分の為、調べられなかったのでしょうか。
2週間前から背中に違和感があり、鈍い痛みで朝方目が覚めていました。
(今は肩甲骨付近がこっている感じがします)
再発の可能性は高いのでしょうか?
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
9月にエコーを受けて(2カ月もしないのに)「自己検診で解る位のしこりが出現」というのは、どう考えても不自然(ありえない)ことです。
「動かないシコリ」とありますが、(上内側という位置からは)「肋骨の出っ張り」を触れている可能性はないでしょうか?
「ところが昨日胸の内側上部(鎖骨から下14cm、中心から3cm程)に硬く動かないしこりを発見」
⇒肋骨ではないですか?
 担当医に診察してもらえば「すぐにはっきり」します。
「先月の検診はしこりが出来た部分はマンモグラフィーでは映らない範囲で、エコーは乳房の膨らみのない部分の為、調べられなかったのでしょうか。」
⇒マンモでは写らないとしても…
 超音波をする際に気付く筈です。(担当医が診察、エコーすべきでしたが)
「2週間前から背中に違和感があり、鈍い痛みで朝方目が覚めていました。(今は肩甲骨付近がこっている感じがします)」
⇒これは間違いなく「女性ホルモンによる刺激症状」です。
 再発と結び付けているとしたら… 全くナンセンスです。
「再発の可能性は高いのでしょうか?」
⇒常識では考えられません。
 担当医に診察してもらえば、はっきりします。