[管理番号:3817]
性別:女性
年齢:42歳
田澤先生よろしくお願いいたします。
町の検診で、カテゴリー3精密検査になり、すぐに総合病院に予約をしました。
パニック障害なので、不安で不安でたまりませんでした。
そして、田澤先生のサイトに辿りつきました。
色々と参考になり、取り乱してた自分が少しは落ち着いてきました。
10月(上旬)日、触診とマンモとエコーをしてもらいました。
エコーは初めてです。
先生はエコーやらないのですか?って聞いたらエコーは技師さんがやるのでと言われました。
(中旬)日、マンモとエコーの結果を聞きにいったら、マンモ異常なしでした。
エコーのカテゴリー判定は両方2です。
念の為、確定診断してほしいので、しこりがあるなら細胞診できませんか?と言ったら、危ないからできないとの事。
危ないとは何ですか?と聞いたら、水があるからと言いました。
私の憶測で、そこに非浸潤の癌細胞があったら浸潤するから危ないと言ってるのかな?と余計な心配をしています。
エコーだけでも乳ガンではない、大丈夫と言えるのでしょうか?
今までエコーは撮った事がないのですが、40代の新たなしこりは危険と書いていたので心配です。
先生がエコーしていないので不安です。
しこりがあるなら、細胞診や針生検をするものだと思ってました。
しこりが小さいのなら早期で見つかってくれた方が
私としては心苦しくないです。
その間、しこりが悪性に病変したらと思うと怖くて落ち着きません。
経過観察で、町の年に1回のドック検診に戻るかこの病院で半年後に検査してもいいですよと言われたので半年後にきますと言って帰ってきましたが、やはりまだ不安が残ります。
検査結果
みぎ嚢胞
ひだり低エコー腫瘤または嚢胞
所見1
右乳腺
領域 : 外側上部(C)
腫瘍像形成: 大きさ5.1×4.1×5.2mm、性状: 嚢
胞性、形状: 円形、境界: 明瞭平滑
内部エコー: 均質性:均一、エコーレベル: 無
後方エコー: エコーレベル: 増強
リンパ節: 腋窩リンパ節: 腫大:無
コメント、嚢胞を認めます。
所見2
左乳腺
領域: 外側上部(C)
腫瘍像形成: 大きさ:3.7×1.3×3.3mm、性状:
充実性、形状: 楕円形、境界: 明瞭平滑
内部エコー: 均質性: 均一、エコーレベル: 低
後方エコー: エコーレベル:不変
リンパ節: 腋窩リンパ節: 腫大: 無
コメント、低エコー腫瘤または嚢胞と思われます。
やはり、低エコー腫瘤と嚢胞の区別がつかないのであれば
別な病院で細胞診した方が良いのでしょうか?
田舎なので乳腺外来がほとんどありません。
先生の意見を伺いたいです。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「エコーだけでも乳ガンではない、大丈夫と言えるのでしょうか?」
⇒カテゴリー2というのは、「明らかな良性所見」をいいます。
カテゴリー3ではなく、2ということは「大丈夫」だということです。
「今までエコーは撮った事がないのですが、40代の新たなしこりは危険と書いていたので心配」
⇒これは勘違いです。
「初めてのエコー」ということは、(例えば2年前にエコーをしていれば、)「同様な所見が有った可能性が高い」ということです。
♯40代で新たなシコリというのは「以前にはエコーで何も無かった」のに、新たに見つかった場合を指します。
「しこりがあるなら、細胞診や針生検をするものだと思ってました。」
⇒それは「カテゴリー3以上」の場合のことです。
「その間、しこりが悪性に病変したら」
⇒良性は未来永劫良性なのです。(決して途中で変化したりはしません)
心配ありません。