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術後の不安

［管理番号:3670］
性別:女性
年齢:44歳
こんにちは。
よろしくお願いします。
去年の10月に乳癌が見つかり１１月に右胸全摘の手術をしました。
先生はほとんど形も変わらないし予後も変わらないので温存で大丈夫とずっと言ってくださってたのですがどうしても心配で全摘をおねがいしました。
PET検査も必要ないとのことでしたがどうしても心配でしかたなくお願いしました。
結果
乳頭腺管癌　転移はなし
pT1b(1.0cm.波乃度ｇ）　ｐNO(sentine0/2)
MO,Stage1 Nuclear1(1+1)
腫瘍の最大径は10ｍｍ
ER陽性　　PgR陽性　Her2　陰性　　Ki-67　10.5％
と記載されていました。
今はホルモン治療をしています。
先生は全摘もして心配はない。
無駄な治療、検査は必要がないししないほうがいいといいます。
母も以前乳癌で３か月ごとに検査していたことを伝えると母の時と結果が違うからと。
私はひどい心配症で乳癌がみっかった時のいろんな検査で気分が落ち込んでひどくなったりしたので
無駄な検査はやめたほうがいいのかなとも思うのですが、、、。
先生とは３か月ごとにお会いしています。
１０月末に術後１年でエコー、マンモ、採決をします。
普通は３か月や６か月で検査しなくて大丈夫なのでしょうか。
首の横から肩への痛み、腰痛、などがひどく転移などすごく心配です。
そこまで転移、再発におびえて生活する結果ではないのでしょうか？
心配性がひどくて検査もしてないしつらくなるときがあります。
あと母が６３歳の時（６年前、全摘、抗ガン剤　ホルモン治療）で
今はホルモン治療もおわりました。
私が43歳で乳癌
今娘が２１歳です。
まだ検査を受けたことがないのですが娘も毎年受けたほうがいいのでしょうか？
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
pT1b(10mm), pN0, luminalA 再発低リスクです。
「普通は３か月や６か月で検査しなくて大丈夫なのでしょうか。」
⇒半年に１回くらいは「採血、診察超音波」してもいいとは思います（ホルモン療法で３カ月毎に受診しているのだから）
「今娘が２１歳です。まだ検査を受けたことがないのですが娘も毎年受けたほうがいいのでしょうか？」
⇒２０代では自己検診で十分です。
　３０代になったら検診をうけましょう。
 
 

 

質問者様から　【質問２】

よろしくお願いします。
以前に質問した時再発低リスクと言われ主治医の先生もそう言っていました。
術後1年の検診でNCC-ST-43？が23Hと出てそれが高いそうでいろいろ検査をしました。
結局PET検査すると子宮に集積がありと出ました。
MRI造影剤をしました。
乳腺外科の先生はまず乳癌がほかの所に行かないで子宮だけに行くこと
はないと最初はいってました。
子宮にできたものではないかと。
産婦人科の先生は画像上は悪性の可能性が大きい。
子宮の外側？に多いため転移を疑ってます。
７月の子宮頸がん、体癌検診、今回も陰性でした。
去年、術前にお願いしたPET検査にはうつってません。
細胞診できる場所ではなく手術でとってみることになりました。
突然のことで混乱し体調も悪く文章がわかりにくくすみません。
今日のコラムをみて遠隔転移はほとんどないと、、、。
田澤先生はこの状況をどう思いますか？
遠隔転移ではないでしょうか。
頸がん体癌検査でも陰性にでているので子宮肉腫とかも心配です。
 

田澤先生から　【回答２】

こんにちは。田澤です。
私が質問者のメールを見て指摘したい点は２つです。（良く、理解してみてください）
１．乳癌は子宮には転移しない（担当医がいうように、多臓器転移の末に子宮転移していたケースは本当に小数、経験していますが…）　質問者のケースでは「１０００％ありえません」
２．乳癌が遠隔転移しないという私のコメントについて勘違いしている人が多いようです。
　あくまでも「初期治療の段階（つまり初診時、手術前の状態）では遠隔転移は殆どない」という意味です。
　○術後の経過中に遠隔転移が滅多にないという意味ではありません。
　　よく考えてみてください。
　　１期の乳癌で１０年生存率が９０％だとして「その１０％の死因」は何だと思いますか？
　　勿論、遠隔転移です。
　　私が言っているのは（術後の経過観察中に遠隔転移が決して無いという意味ではなく）「初期治療の段階ではない」という意味です。
「田澤先生はこの状況をどう思いますか？遠隔転移ではないでしょうか。」
⇒遠隔転移では「１０００％」ありません。
　子宮単独で転移など絶対にありません。
「頸がん体癌検査でも陰性にでているので子宮肉腫とかも心配」
⇒子宮肉腫は「非常に稀」ですが…（稀と言う意味では乳癌の子宮単独転移は、その数千倍は稀です）
　あくまでも私の想像ですが…
　子宮筋腫の「退行性変化」かもしれませんん（過去に、全く同様なケースを経験しています）