[管理番号:3654]
性別:女性
年齢:45歳
初めてメールさせていただきます。
お忙しいところ恐れ入りますが、お答えいただければ幸いです。
10年ほど前から、毎年4月に市内の病院において検診を受診していました(エコー及びマンモグラフィー)。
今年も4月に検診予定でしたが、仕事などを理由に先延ばししてしまい、半年遅れの9月上旬に受診したところ、「マンモグラフィーで右乳房内側に1センチくらいのものが見える(1年半前の画像では見えなかった)ので、針生検とMRIをしましょう」と担当医師より言われました(大きさ以外の説明はありませんでした)。
そのときは「来週もまた仕事を休まなければならない」という思いにとらわれてしまい、次回の検査内容について伺うのが精一杯でした。
・エコーではどのように見えたのか?
・画像上で大きさ以外についての所見はどのようなものだったのか?
など、質問ができればよかったのにと、今になってと後悔しています。
MRI:初診の1週間後
エコーガイド下針生検:初診の10日後に行いましたが、両日とも検査のみで医師からの説明はありませんでした。
針生検は、予約時間を2時間以上も過ぎたころに、ようやく検査室に呼ばれ、先日の医師とは別の医師が淡々と採取を行い(2本採取)、「じゃ、おつかれさまでした」と去っていきました。
その後、止血のケアを担当した看護師から「受付の方で2週間以上あとの日程で予約をとってください。
MRIもとってるくらいだから、ご家族と一緒に来られた方がいいと思いますよー」と言われました。
受付では「9月下旬はもう予約は取れません」と言われ、やむなく10月上旬の予約を入れました。
現在、「乳腺腫瘍疑い」の「エコーガイド下針生検査」の結果を待っているところです。
(検査から3週間を待つのはとても長く感じられますね。)
不安な気持ちでネットを検索していたところ、こちらのサイトに辿りつきました。
1週間ほどかけて、これまでの「Q&A」の中から自分と類似する方の記述を拝見し、
きちんと自分の状況を把握することが不安を減らすことにつながるのだと感じました。
「家族と一緒に」と言われても独身ですし、両親とも市内から2時間くらいのところで
それぞれ療養中なので、ひとりで結果を聞きにいくつもりです。
受診している病院の先生方は「患者側が聞かないと説明しないというスタンスなのかも
しれない」と心配になり、「Q&A」を見ながらどんなことを聞いておくべきかを考えてみたのですが、田澤先生のご意見を聞かせていただいきたいです。
どうぞよろしくお願い致します。
【針生検の結果:良性と言われた場合】
・エコーではどのように見えたのですか?(楕円?、扁平?、異形?)
・画像所見と針生検の結果に大きな乖離はないのですか?
・葉状の可能性はないでしょうか?
・(経過観察と言われたら)次回の検査はいつごろですか?
【針生検の結果:悪性と言われた場合】
・治療方針
・手術の時期
・MRIの結果及び術式(乳管内進展・娘結節の有無)
・腫瘍径(浸潤径)
・サブタイプ
・核グレード
・腋窩リンパ節の評価(エコーで既に行っているか?)
・手術までに行う検査
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
質問者は良く勉強されていますね。
以下の内容で全く問題はないでしょう。
「【針生検の結果:良性と言われた場合】
・エコーではどのように見えたのですか?(楕円?、扁平?、異形?)
・画像所見と針生検の結果に大きな乖離はないのですか?
・葉状の可能性はないでしょうか?
・(経過観察と言われたら)次回の検査はいつごろですか?
【針生検の結果:悪性と言われた場合】
・治療方針
・手術の時期
・MRIの結果及び術式(乳管内進展・娘結節の有無)
・腫瘍径(浸潤径)
・サブタイプ
・核グレード
・腋窩リンパ節の評価(エコーで既に行っているか?)
・手術までに行う検査
○一番大事なところは「良性との診断の際に、100%確定診断として言い結果なのか?」です。
担当医と「実際に針生検をした医師」が異なる場合には、ここが難しいかもしれません。
万が一「癌」と診断された場合には「診断を疑う必要はない」と考えていいでしょう。(針生検での偽陽性は殆ど無い)
結局は「精度」なのです。