[管理番号:3107]
性別:女性
年齢:69才
お世話になります。
2か月くらい前に気が付いて、ゴールデンウイーク明けに内科受診して
乳腺外来を紹介され、マンモグラフイー、超音波検査を受け、その時に黒い部分が、と指摘されMRI検査を受けました。
その時の技師さんが造影剤注射の前に、”動かないで下さい、意外に小さい
ので、場所がわからなくなります。”と言われました。
自分では乳首の陥没以外の自覚症状がないので、脂肪でした。
と笑い話になると思っていたのでなんか現実をつき付けられ、結果を聞く2週間後まで不安です。
超音波検査の結果を聞いた後、結果で異状なしでしたら、陥没した乳首を出していただけるんですか? と尋ねましたら、
”その前に切らなくては”
みたいなことを医師から言われているのと、
看護師さんに次の診察について説明を聞いたときに、
私が”夫は心配性なので何もいってないんです。”
と話すと
”そうですね、これからの治療の方向などをお話しするときには来て頂かないと。”
と言われたことも思い出しました。
マンモ、超音波では小さいという表現でなかったので”脂肪?”と思っていたのですが
MRIに写った”小さい”のはやはり癌なのでしょうか?
そうだった場合、どんな経過と治療が考えられますか?
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「乳首が陥没」
⇒これが「昔から」ではなく最近になり出現したとしたら「乳癌が乳頭を引き込んでいる」と考えるのが通常です(良性疾患が乳頭を含め皮膚を引っ張り込むことは、まず無いのです)
しかも「技師さんや医師」の態度からすると「乳癌を疑っている、むしろ確信している」ことは間違い無さそうです。
「そうだった場合、どんな経過と治療が考えられますか?」
⇒とにかく「手術」することです。
技師さんの「意外に小さいので」というコメントがあります。
幸い、早期乳癌のようなので、とにかく「病変を除去(手術)」です。
術後には「サブタイプ(腫瘍の性質)に応じた全身療法(再発予防目的)」を行うのです。