[管理番号:3082]
性別:女性
年齢:37歳
お世話になります。
去年9月下旬から右乳頭より透明な分泌が出てきました。
10月にマンモグラフィーとエコー撮り、異常なし。
12月になると分泌が2.3箇所と増え透明と乳白色のも出るようになった
為再度エコーするも異常なし。
また背中(ブラジャーのあたる位置あたり)
今年3月頃から左首こりから肩こりがひどくでるようになりました。
また日によっては腕から指のしびれ。
脇下や鎖骨周囲の違和感が出るようなりました。
ちなみに右乳頭からの分泌は続いてます。
正直乳がんではないかと心配です。
簡単で申し訳ありませんが回答よろしくお願いします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
理論的に考えましょう。
乳癌の症状ではありません。
「12月になると分泌が2.3箇所と増え透明と乳白色のも出るようになった」
⇒これは「多孔性分泌」です。
「多孔性」というだけで「心配無用」となります。
○単孔性でなければ乳管内病変ではありません。
「左首こりから肩こりがひどくでるようになりました。 また日によっては腕から指のしびれ。脇下や鎖骨周囲の違和感」
⇒これは我々乳腺外科医が(日常的に)しばしば診療する「典型的な、女性ホルモンによる刺激症状」です。
質問者は30歳代後半に差し掛かっていますから「卵巣機能が少し落ちてきている」のだと思います。
いずれ、「女性ホルモンによる刺激症状としては典型的」であり、質問者が過去のQandAを読むと「同様な症状で悩んでいる方が如何に多いか!」気が付くと思います。
質問者様から 【質問2】
お忙しい中返事をしていただきありがとうございました。
とりあえず明日マンモグラフィーとエコーをした乳腺外科にかかるつもりです。
マンモグラフィーをしたのが去年10月ですからまたマンモグラフィー撮る可能性はありますよね?被爆が少し心配ではありますが。
明日受診後にまた質問してと大丈夫でしょうか?
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
「マンモグラフィーをしたのが去年10月ですから
またマンモグラフィー撮る可能性はありますよね?」
⇒ありますが、本来は「超音波のみで十分」です。
「被爆が少し心配ではありますが。」
⇒マンモグラフィーは低線量なので、それ位は大丈夫です。
「明日受診後にまた質問してと大丈夫でしょうか?」
⇒不安があれば質問してみてください。
私がメール内容を見る限り「全く心配する余地がない」ように思います。
担当医に良く聞いてみてください。
○多孔性分泌なのに、担当医が「分泌液細胞診をしようとした」ら、断ってください(全く無駄な検査です)