[管理番号:2997]
性別:女性
年齢:33歳
はじめまして、おはようございます。
現在、乳腺外来で経過観察中で6ヶ月毎に検査してます。
28歳の時、初めて乳腺外来を受診し乳癌検診で視触診・超音波を受けました。
自覚症状がなく気楽に受けた検診だったので、
結果聞いた時「両側に腫瘍と水の袋があります」と言われて・・・えっ?乳癌ですか?と質問した所、「良性ですが念のため経過観察ですから、心配しないように」と言い、直ぐ保険診療で精密検査、マンモグラフィが追加と左側1ヶ所8㍉の細胞診を行い長い1日でした。
昨日、検査日でしたが、変わりありませんでした。
4月~主人の転勤で他県に引っ越しして車で2時間かかる為、近くの病院に転院して次回の検査から受けたい話をしました。
先生が「紹介状書くけど、検診には戻れない。
乳腺専門医に引き継ぎ経過観察継続できる病院でないとダメ」と言う事で病院を探してます。
主人も心配してますが、一度検診で精密検査になると癌に変わる可能性が高いから乳腺専門医の先生が経過観察するのでしょうか?
それなら転院しないで今の病院に残って検査受けます。
他の皆様のご相談拝見してると私と同じ良性でも6ヶ月に1回の検査が多いようで少し安心してます。
しかし良性腫瘍や水袋があると酷い状態なのか不安です。
検診精検後の経過観察中の方々は、6ヶ月毎と決められているのでしょうか?
ご回答頂ければ幸いです。
どうぞ宜しくお願い致します。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
質問者のようなケースは多いです。
私みたいに「白黒つける」というスタンスでなく、(診断は曖昧にして)「とりあえず、半年後」とするスタンスの医師が多い事は、このQandAをやって(始めてから1年半になりますが…)痛感しています。
質問者も「ご多分に漏れず」そのような医師が(万が一何があってもいいように)
「とりあえず半年後」とされているようです。「良性です。検診でOKです」という自信がないということです。
本来、診断は100%でなくてはいけません。
「主人も心配してますが、一度検診で精密検査になると癌に変わる可能性が高いから乳腺専門医の先生が経過観察するのでしょうか?」
⇒違います。
「良性」は決して「悪性には変わりません」
診断に100%の自信がないから、「取りあえず半年」という「逃げの診療」となるのです。(つまり、半年後に「癌」だと判明しても大事に至らない様にということです)
「他の皆様のご相談拝見してると私と同じ良性でも6ヶ月に1回の検査が多いようで少し安心してます。」
⇒たとえ「針生検やマンモトーム生検で良性と診断」しても「自分の手技の精度に絶対の自信が持てないから」(結局、あとで悪性だと判明しても大事に至らない様に)「半年後に様子を見ましょう」となるのです。
「検診精検後の経過観察中の方々は、6ヶ月毎と決められているのでしょうか?」
⇒違います。
(画像診断で)「良性とはいいきれないものは、組織診断などで確定診断をつけて」『良性だから心配ありません。 検診にもどってください』という医療でなくてはならないのです。