［管理番号:2822］
性別:女性
年齢:41歳
田澤先生、こんにちは。
いつもこちらのサイトをみさせていただいています。
お忙しい中、ありがとうございます。
先日、右乳房全摘術とセンチネルリンパ生検をおこないました。
気になったことがあったので、お聞きしたいのですが
センチネルリンパ生検をおこなったはずが、
脇に傷がありませんでした。
他の方は脇に傷があるようなので、先生に聞いたところ
全摘してあけたところからおこなった、傷が少ないほうからいいから
と言われましたが、脇から調べなくても大丈夫なのかな、
と、きいた後から心配になってきました。
精度？のようなものに違いはないのか教えていただけたらと思います。
胸の傷は、術後は横一直線にはいっていました。
ちなみにリンパ転移はなく４日間で元気に退院しました。
（脇に傷がないので、少し本当にリンパ転移がないと安心していいのかと不安になりました。）
どうぞよろしくお願いいたします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「精度？のようなものに違いはないのか」
⇒どうしても「最短距離でのアプローチとはならない」ので、「余計な組織の破壊」が心配です。
　ただ、「センチネルリンパ節生検そのものを失敗」することはないでしょう。
 
「脇に傷がないので、少し本当にリンパ転移がないと安心していいのか」
⇒上記コメント通りです。
　多少の「余計な組織損傷」はあったとしても「センチネルリンパ節生検そのものの信頼性には問題無」と思います。
 
 

 

質問者様から　【質問２】

田澤先生、こんにちは。
質問の回答をいただきまして、
センチネルリンパ節生検そのものの信頼性には問題無いとのこと
とても安心しました。
本当にありがとうございます。
田澤先生の回答の中で、
余計な組織の破壊が心配とありましたが、組織の破壊というのは
もし何かあるとしたら、たとえばどのようなことがおこりますか？
気をつけておいたほうがいいことなどはありますか？
教えてください。
どうぞよろしくお願いいたします。
 

田澤先生から　【回答２】

こんにちは。田澤です。
「余計な組織の破壊が心配とありましたが、組織の破壊というのはもし何かあるとしたら、たとえばどのようなことがおこりますか？」
⇒一番恐れるのは「リンパ管損傷」による「リンパ浮腫」ですが…
　通常の技術であれば、「その影響」は殆ど無いと思います。
 
「気をつけておいたほうがいいことなどはありますか？」
⇒（患側の）腕の怪我・虫さされです。