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トリプルネガティブの治療について

[管理番号:2683]
性別:女性
年齢:43歳
田澤先生こんにちは。
来週、手術を受けます。
トリプルネガティブで浸潤性、
右胸、内側上部1か所、
浸潤性腫瘍は1.1センチ(MR)、発見時エコーでは1.2センチでした。
治療は、乳腺一部切除・温存、病理検査の結果を待って、1か月後から放射線、
そのあと抗がん剤を4から6クール必要と所見が出ておりますが、
トリプルネガティブである限り、抗がん剤は必要ですか。
できれば、副作用のこともあり受けたくないのです。
病理検査では、先生に特段お願いしなくても、出される結果項目は一緒なのでしょうか。
どのような項目の判定をお願いすれば、より私のがんの種類がわかりますか。
抗がん剤をすることの副作用を考えるだけで、精神不安が襲ってきます。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「トリプルネガティブである限り、抗がん剤は必要ですか。」
⇒病理結果を待ちましょう。
 トリプルネガティブでも
 「病理学的浸潤径」が①「5mm以下であれば、化学療法の適応なし」②「6mm~1cmであれば、化学療法を考慮する(しなくてもよい)」となります。(NCCNガイドライン)
 ○質問者は腫瘍径が(画像上)11mmなのだから②の可能性があります。
 
 
「病理検査では、先生に特段お願いしなくても、出される結果項目は一緒なのでしょうか。」
⇒一緒です。
 
「どのような項目の判定をお願いすれば、より私のがんの種類がわかりますか。」
⇒これ以上参考になるものはありません。
 もしも「抗ガン剤が本当に必要な(遺伝子)タイプなのか?」知りたいのであれば(保険適応がなく、自費となりますが)Oncotype DXがあります。
 
「抗がん剤をすることの副作用を考えるだけで、精神不安が襲ってきます。」
⇒早期だから(最終的には)ご自分の判断でいいとは思います。