[管理番号:2455]
性別:女性
年齢:50歳
はじめまして。
よろしくお願いいたします。
先月、乳がんの全摘手術を受けました。
ステージⅡa、しこりの大きさ3.7センチ
リンパへの転移はなく、再建もしておりません。
術後1か月が過ぎたのですが、以前から主治医より
「縫い直す」と言われていました。
傷口の治りが悪く、後で予定している抗がん剤治療のためには
もう一度、縫い直した方がいいと言われ
昨日、外来で局所麻酔で縫い直しをされました。
私は怖くてまだ手術痕を見ていなかったので
どの程度、治りが悪かったのかは分かりません。
出血などは止まっていましたし、シャワーもあびていました。
昨日の処置では(音だけで直接見ていませんが)
かさぶた?を切るようなハサミの音がした後で、
ちょっと引っ張られるような感じで縫っていたと思います。
今も術後にはなかった引っ張られた感じがあります。
私の手術は失敗だったのでしょうか?
このように縫い直すようなケースはありますか?
直接、主治医に「失敗だったのでは?」と聞けなくて
看護師さんにこっそり聞いたら
このような縫い直すケースはあると言われました。
医師のレベルの問題なのでしょうか?
ネットなどで調べても、このようなケースは見当たらなくて
とても不安に思っています。
先生はどのように思われますか?
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「私の手術は失敗だったのでしょうか?」
⇒手術の失敗ということはありません。
手術の目的は「病巣の切除」ですので、「きちんと病巣が切除されているのか?」がポイントです。
その後の皮膚の縫合は(病気を治療するという本質からは)離れた事項と言えます。
「このように縫い直すようなケースはありますか?」
⇒全く無い訳ではありません。
ただし、私のように「週に6件の手術」をしていると、「そのようなケースがあっては」診療に「大きな支障」がでる(ただでさえ、ギリギリのスケジュールなのです)ので、あってはならない事として手術をしています。
「医師のレベルの問題なのでしょうか? 先生はどのように思われますか?」
⇒創部だで判断しては可哀想です。
「病巣切除」はきちんとしていると信頼してあげましょう。