[管理番号:2444]
性別:女性
年齢:68歳
初めて質問させて頂きます。
母がトリプルネガティヴ乳癌で、術前抗がん剤8サイクル、手術を先月末に終えました。
結果、2.5センチのしこりが5ミリまで縮小でき、部分切除が可能ではありましたが、全摘手術を行いました。
術前ではリンパ節の転移はなしでした。
順調に治療は進んでいましたが、手術前日と当日のセンチネルリンパ節生検でリンパ節がみつからず、手術直前に先生との話し合いで、手術中もセンチネルリンパ節はみつからないだろうと思う、もしみつからなかった場合は、郭清するかしないかどうしますか?と聞かれ、郭清しないとの答えを出しました。
しかし、その後詳しく調べたところ、みつからない場合は郭清するとの頂いたプリントに書いてあり母は不安がっています。
その後の病理診断結果も聞き、抗がん剤もやりきったので 後は定期的な検診をしていくとの先生の意見でした。
心配であれば、脇へ放射線治療も可能であるが、肺への影響や皮膚が爛れる等副作用も出るので先生は特に勧めない様子です。
担当医の先生が話すよう、放射線治療は必要なく定期的に検査し、もしリンパへの転移や他が見つかれば切除し対応するで遅くないという方向性で大丈夫でしょうか?
すみません、知識が足りないので田澤先生の意見を教えて下さい。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「順調に治療は進んでいましたが、手術前日と当日のセンチネルリンパ節生検でリンパ節がみつからず、手術直前に先生との話し合いで、手術中もセンチネルリンパ節はみつからないだろうと思う」
⇒(センチネルリンパ節生検を開始した当初ならまだしも)、ここ数年以上にわたり「センチネルリンパ節が見つからないケース」というのが思い浮かびません。
普通なら「見つかりますが…」
「担当医の先生が話すよう、放射線治療は必要なく定期的に検査し、もしリンパへの転移や他が見つかれば切除し対応するで遅くないという方向性で大丈夫でしょうか?」
⇒それでも大丈夫だとは思います。
ただ、その替わりに 3カ月(最低でも半年)に1回程度の(担当医自身が責任を持った)エコー検査をしてもらいましょう。