[管理番号:1510]
性別:女性
年齢:37才
質問者様の別の質問質問が新たな内容のため、別の管理番号としました。 |
田澤先生初めまして。
いつも拝見させていただいております。
8月29日に右胸上内側にしこりをみつけて、9月2日近くの病院を受診しました。北斗晶さんの影響で受診者が多いと、検査データを揃えるのに、10月16日までかかり、やっと手術の話になり、待っても連絡が来ず、昨日問い合わせをし、手術は11月10日と言われました。
時間の経過が、精神的に辛く温存でも全摘でもといわれましたが、しこりが10月2日に撮ったCTの画像(約3cm)はしこりは過小に出ておりより16日に触診ではもっと大きいようだと言われました。
温存をしたい気持ちもありますが、手術まで時間もかかり、時々、ズキズキしたり、しこりが硬く大きくなってきていること、手術までの進行も、その先の事も不安で全摘を選択しています。
湿潤がん。
Ⅱb 約3cm 。
リンパ節転移1箇所あり。手術で郭
清予定。他臓器転移なし。
ホルモン受容体 陽性。
ハープセンチン必要性 なし。ガン細胞の顔つき3 癌の勢い3 k;67
44.3% 遺伝子検査 陰性です。
術後は放射線治療、抗がん剤治療、ホルモン治療を10年と言われています。
待って全摘をするより、セカンドオピニオンを受けて信頼おける病院で手術を受けたい気持ちです。
田澤先生のような先生にお会い出来ていたらと悲しくなります。
癌の進行が先、2ヶ月くらい心配なければセカンドオピニオンを考えています。お忙しいところ申し訳ありません。ご助言頂けませんでしょうか。
よろしくお願い致します。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
cT2, cN1, cStageⅡB, luminal Bとなります。
「手術先行」として「術後療法」として
○局所療法 放射線照射…乳房切除術後の照射の適応は リンパ節転移1-3個(推奨度B)、リンパ節転移4個以上(推奨度A)となります。
○全身療法 ホルモン療法(タモキシフェン) 抗がん剤(ルミナールBなので適応あり、TC療法 > アンスラタキサン+タキサン)
治療方針としては「間違いがない」と言えます。
「癌の進行が先、2ヶ月くらい心配なければセカンドオピニオンを考えています」
⇒大丈夫です。
ルミナールB(Ki67=44.3%はそれ程高い数値ではありません)であれば、「進行はそれ程早くはありません」
是非、信頼のできる医師の治療をお勧めします。