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乳がん検診の仕方

[管理番号:1233]
性別:女性
年齢:37歳
初めまして質問いたします。
宜しくお願いします。
住んでる市から婦人科検診の知らせがきました。
今回は、触診視診察のみです。エコーは偶数年齢のみ。
マンモは、40歳~が決まり見たいです。
自費で病院を探して1年に1回は触診だけでなく、エコーなりマンモを受けた方がいいのか・・・触診視診察、エコー、マンモ・・・どのように
組み合わせた方がいいのかわかりません。
ただ、触る視るだけだと不安なのは確かなんですが・・・
年齢で組み合わせた方などあれば教えて下さい。宜しくお願いします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「健診の仕方」については、「日常診療」においても良く聞かれます。
 
基本は
○超音波は「小さなしこり」の発見に有用
○マンモは「石灰化」に有用
というところです。
更に「37歳という、(一般的に)乳腺濃度が高くマンモが評価しずらい」条件を考慮
すれば『超音波を中心に考える』べきです。
具体的には
まず「マンモと超音波」の両方を行い、
①「気になる石灰化が有る場合」には、その後も毎年「マンモ+超音波」
②「気になる石灰化が無い場合」には、超音波は毎年で「マンモは隔年」
これができれば理想的です。
 
○どうしても「マンモか超音波のどちらか」一方を選択しなくてはならない(自治体
の検診ではありがちです)場合には
3年に1度位マンモで「石灰化の有無を確認」して「大丈夫であれば」その後2年間は
「超音波」という感じでしょう。
(30代~40代は超音波を中心とした組み立てが臨床的に、理に適っています)