[管理番号:2857]
性別:女性
年齢:38歳
田澤先生、こんにちは。
T1M0N0、ステージ1、ルミナルAで一年前に手術をした者です。
腫瘍14mm、温存手術後、30回放射線治療終了しました。
ER(+)、PGR(+)、margin(+)、HER2.1+、グレード2、ki67.5%です。
現在はホルモン療法(内服+注射)をしています。
管理番号2838「術後の治療と再発率について」の方で再発率のご質問が以下のように回答がありました
が、病理結果がよく似ています。
私も同じと考えて良いのでしょうか?
⇒治療無し 23%
ホルモン療法のみ 15%
ホルモン療法+化学療法 10%
※私の場合、注射もしているので、+化学療法10%と同等と考えて良いのでしょうか?(9割の人は完治する?)
※なお、このような数字は、ステージごとで区切られているのですか
(すべてのサブタイプの人を含めての平均的な利率なのでしょうか)?
※再発率とは、生涯で再発する可能性という意味か、五年あるいは十年で再発する可能性、でしょうか?
告知から一年を迎えようという今、まだ度々くる不安をごまかしごまかし過ごしています。
セルフチェックは月一度程度、胸以外にチェックしておくところはありますか?
長くなりましたが、よろしくお願いします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「管理番号2838の方で再発率のご質問が以下のように回答がありましたが、病理結果がよく似ています。私も同じと考えて良いのでしょうか?
⇒治療無し 23%
ホルモン療法のみ 15%
ホルモン療法+化学療法 10%」
⇒その通りです。
「私の場合、注射もしているので、+化学療法10%と同等と考えて良いのでしょうか?(9割の人は完治する?)」
⇒注射(LH-RHagonist)は化学療法とは同等とは言えません。
もしもタモキシフェン単剤に対して「上乗せがあるとしても」それ以下とはなります。
「※なお、このような数字は、ステージごとで区切られているのですか(すべてのサブタイプの人を含めての平均的な利率なのでしょうか)?」
⇒統計ソフトでは
「腫瘍径」「リンパ節転移の数」「サブタイプ」「グレード」から、(今までの膨大なデータから)同様なケースの平均値として算出するのです。
「※再発率とは、生涯で再発する可能性という意味か、五年あるいは十年で再発する可能性、でしょうか?」
⇒10年です。
ただし、「10年以降の再発(晩期再発)」は数字的にかなり低いので「生涯再発と殆ど数字は変わらない」こととなります。
「セルフチェックは月一度程度、胸以外にチェックしておくところはありますか?」
⇒それで十分です。
不安は「時間が解決」します。