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全摘手術の方法について

[管理番号:5894]
性別:女性
年齢:50歳
おはようございます。
乳がんと診断され全摘をうけるさいに、
ドレーンなしか、ドレーンありかを
選べるとのことでご相談です。
一ヶ月まちでできるのは、ドレーンありだそうです。
ドレーンなしは二ヶ月まちです。
ドレーンなし
手術まち期間があるが、
入院期間が短くてすむ。
しかし、
侵出液が脇の下にたまりやすいので、脇がふくれてタポタポしたり、また来院して、
その場合針でぬかなくてはならない。
その管理を医者や看護婦がいない自宅でやらなくてはならない。
ひどくなるとそこが、感染症をおこすこともあるということでした。
私としては、田澤先生のようにドレーンなしをして、体の負担をなるべく減らし仕事をしてるため、
早く日常生活に戻りたいのですが、
デメリットを考えると、早く退院できても家にいて何かあったら恐いしなど、
迷ってしまいます。
ちなみに、田澤先生のドレーンなし手術でも上記のようなデメリットはあるのですか?
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
メール内容は(申し訳ありませんが)全く意味不明です。
「一ヶ月まちでできるのは、ドレーンありだそうです。ドレーンなしは二ヶ月まちです。」
⇒全く意味不明
「ドレーンなし、侵出液が脇の下にたまりやすいので、脇がふくれてタポタポしたり、また来院して、その場合針でぬかなくてはならない。」「ひどくなるとそこが、感染症をおこすこともある」
⇒そんなことを想定する位なら…
 その医師はドレーンを入れるべきです。
「ちなみに、田澤先生のドレーンなし手術でも上記のようなデメリットはあるのですか?」
⇒根本から「おかしい」
☆そんなデメリットが想定されるのであれば、そもそも「ドレーン無しの手術をすべきではない」のです。
 私が「ドレーン無し」としているのは、「メリットを考えてとか、そう言う事では無く」ただ単純に、 
『手術精度を高くして、出血もリンパ液も漏れない様な手術をすればドレーンは必要ないのでは?』と考え、(4年位前になりますが)実際に、そのようにしてみて(最初の症例では実は「ヒヤヒヤ」して経過を見たものです)「ドレーンは不要」と判断したので、「ドレーン無」としているだけです。
○勘違いしている人もいるかもしれませんが…
 私は(どこかのクリニックのように)「当院では○○としています」みたいな「売りを作る」つもりはサラサラありません。
 (多分そういうクリニックでは、そうすることで「売上増加」を狙っているのでしょう)しかし私は「単なる勤務医」であり、(症例数は非常に多いですが)それで給料が上がるわけではありません。
◎私から見れば…
 「ドレーンを入れる手術」と「入れない手術」の2種類をしている時点で、「(ドレーンを入れない)手術をするには手術精度が不足」(つまりリンパ液が漏れることを想定しているからドレーンを入れているのでしょうから)しており、そのような医師が「ドレーン無」の手術をする事自体全く「ナンセンス」に感じます。