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葉状腫瘍、多発乳腺腫瘍について

[管理番号:592]
性別:女性
年齢:31歳
初めてメッセージさせてもらいます。よろしくお願いします。
高校生の時にしこりができ、5センチくらいまで大きくなり手術して病理の結果は、葉状腫瘍のボーダーと言われました。
その4年後に前回より少し離れたところにまたしこりができ、4センチを超え手術しました。良性葉状腫瘍でした。
その後くらいから小さなしこりが複数できるようになり、通院はしていましたが経過観察でいいと言われていました。29歳のときにそのうちのひとつが大きくなってきて、4,5センチで手術。線維腺腫と言われました。
そして今、2度目に手術したところと同じ場所のしこりが大きくなり始めていて手術を勧められています。
「しこりができ、大きくなったら手術」と言うのを繰り返しているわけですが、このまま繰り返すしかないのでしょうか?
常にしこりはある状態なので、このままでよいかも不安です。
 

田澤先生からの回答

 こんにちは。田澤です。
 「葉状腫瘍」の診療については「医師による温度差」が存在するようです。
 沢山の症例を経験し「葉状腫瘍が如何に厄介な存在」なのか知っていれば「とてもこのような診療」は怖くてできません。

回答

「5センチくらいまで大きくなり手術して病理の結果は、葉状腫瘍のボーダー」
⇒5cmのボーダーライン(境界悪性)の葉状腫瘍、これだけでかなり再発の注意が必要な状態です。
 
「4年後に前回より少し離れたところにまたしこりができ、4センチを超え手術しました。良性葉状腫瘍でした」
⇒これは、やはり「局所再発」です。
 
 その際に、担当医に「境界悪性の葉状腫瘍の再発!」という危機意識を持った「十分マージンを取る」手術が行われていたかが、まずは問題です。
 ○結果的に、「2度目に手術したところと同じ場所のしこりが大きくなり始めていて手術を勧められています」という「局所再々発」の状況に陥っています。
 ★前回(4年前)はたまたま「良性」としての再発でしたが、「そんな幸運はいつまでも続かない」かもしれません。「一般には再発を繰り返すたびにグレードが上がる(良性⇒境界悪性⇒悪性)のです」
 今回は『葉状腫瘍の再々発という危機意識を持った』手術が行われることを「せつに願っています」
 
『「しこりができ、大きくなったら手術」と言うのを繰り返しているわけですが、このまま繰り返すしかないのでしょうか?』
⇒私には全く賛成できない診療です。
 今回がたまたま「上手くいった」としても、次に大きくなった「腫瘍」は「悪性葉状腫瘍」かもしれません。
 『葉状腫瘍(全てのしこりが、そのような診断となっているかは不明ですが)を大きくなるまで待ってから手術』などというのは、「葉状腫瘍の怖さ」を知らない、あるまじき診療です。
 
○実際に、「何個、現状として腫瘍があるかは不明」ですが、「葉状腫瘍として再発している」以上、きちんとした切除の計画をするべきです。
 
 

 

質問者様から 【質問2 葉状腫瘍】

お返事ありがとうございました。衝撃的というか、本当にびっくりしました。
そして、どうしたらいいかわからなくなりました。
いま、しこりが7個あり、うち前回手術した場所にある1つが大きくなっていて手術を勧められている状態です。検査は、エコーと造影MRIしかやってません。他は必要ないと考えてる、と言われました。
このまま、手術になる方向で大丈夫なのか不安です。
 

田澤先生から 【回答2】

 こんにちは。田澤です。
「しこりが7個あり、うち前回手術した場所にある1つが大きくなっていて手術を勧められている状態です。検査は、エコーと造影MRIしかやってません。他は必要ないと考えてる」
⇒担当医は自分の家族でも「このように診療する」のでしょうか?
 最低限、それぞれに「針生検すべき」です。
 その上で「葉状腫瘍が他にあれば」きちんと切除するべきです。
 「人ごとのように診療」するのは医師としてあるまじき行為です。
 
「このまま、手術になる方向で大丈夫なのか不安です」
⇒一度、担当医と話し合うべきです。
 それで納得できないなら転医も考えるべきでしょう。



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