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脇のしこりについて

[管理番号:2610]
性別:女性
年齢:29歳
初めまして。
脇のしこりを気にしすぎ、という記事があるにも関わらず不安がありご
連絡させていただきました。
数週間前から左脇の下が肌荒れし、寝ている間等に掻いてしまいかなり赤黒くなり痛痒い状態でした。
それを触っている時、ちょうど脇のど真ん中あたり(窪みの横側)にふくらみとその中央に数ミリぐらいの硬いコリコリとしたものがあることに気がつきました。
ホームページを見せていただき、副乳かな?と思っていました。
皮膚の症状が辛く皮膚科に行き、合わせてコリコリとしたものを聞いてみたら、そもそもしこりなんてないよ?この腫れはリンパが炎症で腫れてるのよ。
と言われ、抗生物質と塗り薬をいただきました。
抗生物質を飲み1日経った今日、腫れは引いてきていてますが、縦につながった筋の途中あたりにやはりコリコリときたしこりが小さくはなった気がしますが、まだあります。
また、まだ膨らんでいた部分を押したり、脇が擦れるような動きをすると痛いです。
◎今回の腫れ、しこりは、副乳ではなくやはりリンパの腫れなのでしょうか?
◎リンパが腫れるところと、副乳があるところは同じようなところなのでしょうか?皮膚科の先生が見間違えるようなことはあるのでしょうか?
◎押して痛みを感じるのはなぜでしょうか?
◎副乳は盛り上がった部分の中央に硬いコリコリとした数ミリのしこりのようなものはできるのでしょうか?
皮膚科の先生にしこりを分かってもらえなかった所から、聞ける人がおらずに余計どんどん心配になっています。
どうぞよろしくお願いします。
※今日から生理が始まりました。
しこりが小さくなったのも薬の効果なのか生理が始まったからなのか‥
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
まず、今回の件で最も大事なことは「経過からみて」それが「副乳にしろ、リンパ節にしろ」ただの『炎症性の腫れ』ということです。(悪性を疑う理由は、全く見当たりません)
もしも、(それが何であれ)悪性のものを心配されているのだとすれば、(それは100%ありません)ご安心を。
 
「数週間前から左脇の下が肌荒れし、寝ている間等に掻いてしまいかなり赤黒くなり痛痒い状態」
⇒皮膚の炎症です。
 
「それを触っている時、ちょうど脇のど真ん中あたり(窪みの横側)にふくらみとその中央に数ミリぐらいの硬いコリコリとしたものがあることに気がつきました。ホームページを見せていただき、副乳かな?と思っていました。」
「コリコリとしたものを聞いてみたら、そもそもしこりなんてないよ?」
⇒皮膚科の先生が認識していないことからすると「粉瘤」では無さそうです。
 
「皮膚の症状が辛く皮膚科に行き、合わせてこの腫れはリンパが炎症で腫れてるのよ。と言われ、抗生物質と塗り薬をいただきました。」
⇒この「やり取り」を聞いている限り、(其の皮膚科の医師は)腋窩を超音波で見ていないようです。
 だから実際に「リンパ節が(炎症性に)腫れているのかは不明」です。
 ♯ただし、「何度も強調しますが」それが「リンパ節であれ、そうでないにしろ」癌では決してありません。 ご安心を
 あくまでも炎症なのです。
 
「抗生物質を飲み1日経った今日、腫れは引いてきていてますが、縦につながった筋の途中あたりにやはりコリコリときたしこりが小さくはなった気がしますが、まだあります。」
⇒それが「リンパ節なのか、炎症そのものなのか」不明ですが、少なくとも「炎症であり、悪性疾患ではない」ことが明確です。
 
「◎今回の腫れ、しこりは、副乳ではなくやはりリンパの腫れなのでしょうか?」
⇒それは不明です。
 皮膚が炎症を起こした事は間違いないようですから、「リンパ節が炎症を起こして腫れても何ら不思議はありません」
 ただ、何度もいいますが、「炎症性にリンパ節が腫れること」を「悪性腫瘍によるリンパ節転移」と結び付ける必要は1000%ありません。
 
「◎リンパが腫れるところと、副乳があるところは同じようなところなのでしょうか?
皮膚科の先生が見間違えるようなことはあるのでしょうか?」
⇒副乳は「皮膚直下」なので、すぐに解ります。
 ただ、「リンパ節は皮下奥深くにある」ので、本来「超音波で確認しなきれば」解らないのです。
 その意味では「リンパ節の(炎症性)腫大の可能性」はありますが、(超音波で確認していない以上)確定しません。
 ♯ただ、どちらでも大した意味はありません。炎症なのですから…
 
「◎押して痛みを感じるのはなぜでしょうか?」
⇒炎症があるからです。
 
「◎副乳は盛り上がった部分の中央に硬いコリコリとした数ミリのしこりのようなものはできるのでしょうか?」
⇒炎症がおきたり、嚢胞ができなりすることはあります。
 
「皮膚科の先生にしこりを分かってもらえなかった所から、聞ける人がおらずに余計どんどん心配になっています。」
⇒何を心配しているのですか?
 それが「リンパ節」だとしても「炎症性腫大」だから、「心配する必要はありません」