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トリプルネガティブ術後の治療について

[管理番号:2475]
性別:女性
年齢:54歳
昨年5月にトリプルネガティブ乳癌(ステージ3a)と診断され、2種類の抗抗がん剤治療の後、今年1月全切除、腋か郭清の手術を行いました。
病理所見は、浸潤性乳管がん、浸潤径2.5センチ、リンパ節転移5個、脈管侵襲なし、異形度はグレード2(化学療法前は3)、切除断端は陰性、Ki67
Ki67は40%、術前薬物療法の効果は1a(アドリアマイシンは効果があったが、パクリタキセルは効果なし)
手術により腫瘍はすべて取り除いたが、リンパ節転移が5個あったため、再発リスクは高いと言われました。
来週から放射線治療を行い、3ヶ月に一度経過観察をしていくが、抗がん剤治療は行わないとの説明でした。
そこで、ご質問ですが、
①現在の状況ですと、再発可能性は何パーセントと考えられますか?
②放射線治療以外に、再発リスクを軽減できるような治療方法があれば、是非ご教授ください。
以上、よろしくお願い致します。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「抗がん剤治療は行わないとの説明」
⇒当然です。
 抗がん剤は「術前か術後」にするのです。(術前にしたら、術後にはしないのです)
 もともと「何故術前化学療法をしたのか」不明ですが…(結果的には全摘となっていますが、当初ご本人が小さくして温存を望んだのでしょうか?)
 
「①現在の状況ですと、再発可能性は何パーセントと考えられますか?」
⇒不明です。
 化学療法前の状況が不明なので、解りません。
 
「②放射線治療以外に、再発リスクを軽減できるような治療方法があれば、是非ご教授ください。」
⇒ありません。
 定期的な診察のみとなります。