[管理番号:6769]
性別:女性
年齢:50歳
病名:乳癌
症状:
5月に右乳癌で手術しました。
浸潤性乳管癌ER90%、PgR90%
HER2陰性、ki-67、20%
グレード1です。
リンパ節に9個の転移があったため、7月から抗がん剤治療をしています。
FEC4回目が先日終わり3週間後にwPTXを12週する事になっています。
昨日の血液検査で胆嚢の数値が高くなっていると言われました。
γ-gtが80になっていました。
主治医からは抗がん剤のせいだから、様子を見ましょうと言われました。
術前のPET検査では子宮が光っていましたが、子宮頚がん、体癌共に陰性で他にはありませんでした。
このまま様子を見て数値が下がらない場合は、次の抗がん剤はどうなりますか?
転移は考えなくていいのでしょうか?
食べ物、生活面で気をつける事はありますか?
よろしくお願いします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
抗がん剤をやることで肝機能が影響を受けることは「寧ろ、当然」です。
「胆嚢数値」となっていますが、(それは)質問者の勘違いであり、正しくは「肝機能」です。
「γ-gtが80になっていました。主治医からは抗がん剤のせいだから、様子を見ましょうと言われました。」
→その通りです。
大した数値ではありません。(抗がん剤中には、その程度は「寧ろ、当然」と考えましょう)
因みに、私はγGTPを気にすることはありません。
GOT/GPT(AST/ALT)が3桁にならないようにコントロールすればいいのです。
「このまま様子を見て数値が下がらない場合は、次の抗がん剤はどうなりますか?」
→この程度の数値で、変更する必要など全くありません。
ご安心を。
「転移は考えなくていいのでしょうか?」
→全くありません。
ご安心を。
「食べ物、生活面で気をつける事はありますか?」
→普通でいいです。(暴飲暴食は避けましょう)