[管理番号:1178]
性別:女性
年齢:52才
8月末の人間ドックの超音波検査で①腫瘤疑い(右9時、充実性、辺縁低エコー、増大) ②低エコー域(左12時) ③嚢胞(右に数個) とあり精密検査を受けるようとの結果でした。触診、マンモグラフィーは異常なしでした。検診は毎年受けていますが、不均一高濃度の為、マンモとエコーを併用した方が良いと。平成24年の超音波検査で限局性低エコー域(右9時・4.5㎜、左12時・6.5㎜) 嚢胞(両側)とありましたが経過観察となり、その後マンモグラフィーと触診だけにしてしまいました。今回超音波検査の結果ですぐにでも精密検査受けたいのですが受けた病院の乳腺外来は月2回で月末になります。不安ばかりなので今回先生に連絡させて頂きました。
平成22年超音波検査ではどちらか忘れましたが5つあると言われました。1年抜かしたせいで悪化したのでしょうか。増大が気になります。今後どのような経過をたどるのか心配です。人間ドックを受けた病院は乳腺外科はないようです。紹介状を頂く場合の病院は選択しても良いのでしょうか。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
私が、このメール内容を読む限り質問者にとって「ターニングポイントとなるかもしれない」と感じました。
特に①(右9時)は増大しており(52歳という年齢からすると)悪性を疑わなくてはならない所見と言えます。
当然、組織検査すべきです。(その際には②も同時に検査すべきです)
正直なところ私であれば100%診断ができます。
江戸川なり、市川なりに受診可能な状況(居住地)であれば幸いなのですが。
もしも、そうであれば 秘書にメールいただければ1両日中には回答します。
回答
「紹介状を頂く場合の病院は選択しても良いのでしょうか。」
⇒勿論です。
ここがターニングポイントとなるかもしれません。
正しい診断ができず、「経過観察」となる事は極力避けてください。
きとんとした「診断」そして「治療」が必要なのです。
質問者様から 【感想2】
お忙しい中、回答頂きありがとうございました。
早速、小平さんに連絡とらせて頂き来週早々の予約を入れて頂きました。先生のおっしゃる、早い診断と早い治療!今がターニングポイントです!の言葉に背中を押され勇気づけられました。よろしくお願い致します。
質問者様から 【質問2】
田澤先生こんにちは。
ちょうど1年前に人間ドックで嚢胞内腫瘍が分かり、Q&Aで先生に経過観察とせずに確定診断まで持っていく様に、自分の身は自分で守る、、
の言葉に江戸川病院にて摘出生検をして頂いた者です。
結果良性所見でした。
その節は本当に有り難うございました。
今思えば緊急性があるものでは
なかったのに、私の不安な気持ちを理解して下さり手術も早い日程で進めて下さり本当に患者の気持ちに寄り添った診察をして頂けた事を有り難く思います。
あの日以来、乳がんプラザを見るのが日課となり、先生の患者に対する常に穏やかで誠実な言葉に不安を抱えた人がどんなに救われている事でしょうか。
本当にありがとうございます。
今回は1年後の人間ドックの結果で質問させて頂きます。
超音波悪性所見ありませんが、マンモグラフィで異常が疑われます。
手術後所見とも考えられますが、念のため3カ月後に再検査を受けて下さい。とあり、、
超音波?・嚢胞(右に2㎜大数個、左12時3.1㎜)??低エコー域(左12時、著変なし)
マンモグラフィ・局所的非対称陰影
(カテゴリー3、右M・右CC外側)
とありました。
念のため、とありますが3ヶ月後の再検査ではっきりするものでしょうか???新たに出来たものと思うべきでしょうか。
先生に診て頂く際はマンモグラフィを持って行った方がいいですか。
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
嚢胞内腫瘍は診断確定のためにも「できれば摘出が望ましい」ことをご理解いただきよかったです。
「念のため、とありますが3ヶ月後の再検査ではっきりするものでしょうか???新たに出来たものと思うべきでしょうか。」
⇒「術後所見とも考えられますが」とあるので、その可能性が高そうです。
「3カ月後の再検査が意味が有るものなのか?」(3カ月では何であれ、判断できるほどの変化はないでしょう)疑問ですが、心配は無さそうです。
「先生に診て頂く際はマンモグラフィを持って行った方がいいですか。」
⇒その方が「再撮影せずに済み」ます。