[管理番号:8846]
性別:女性
年齢:39歳
病名:乳癌
症状:乳腺外科で触診、エコー、マンモグラフィー、組織診を受けました。
結果は粘液癌(pure type)の可能性が高いと言われました。(今月8/(上旬)に診断されました)
投稿日:2020年8月28日
3か月程前にしこりを自覚し、今月(8月)乳腺外科で触診、エコー、マンモグラフィー、組織診を受けました。
結果は粘液癌(pure type)の可能性が高いと言われました。
病理組織検査結果は以下の通りでした。
Invasive carcinoma of the l right breast,needle biopsy
病理組織所見 免染結果は以後の通りです。
ER Allred score8=PS(5)+IS(8)(>95%)
PgR Allred score8=PS(5)+IS(3)(70%程度)
HER2 IHC: score0
Ki67 Li :10%程度(hot spot)
【PETとCTの結果】
1)右乳房の内上部に不整形結節(径1.2cm)を認め、既知病変だが、FDG集積(SUVmax:E;1.8, D;1.9)は悪性腫瘍としては乏しく、粘液癌として矛盾しない。
2)腋窩、胸骨傍、鎖骨下、鎖骨上窩にはリンパ節転移を疑うようなFDGの異常集積を認めない。
3)肺、肝、副腎、骨(撮影範囲)などには、遠隔転移を疑うようなFDGの異常集積を認めない。
4)右肺下葉(S8)で胸膜下に不整形結節影(径0.8cm)を認めるが、
FDG集積(E;0.6,D;0.6)は乏しく、陳旧性炎症性変化と考えられるが、CTにて経過観察することを勧めます。
5)左上顎洞底部に、粘膜肥厚と軽度ながらFDGの異常集積(E;2.5)を認め、慢性炎症た考えられる。
[診断]
1)右乳癌(内上部:径 1.2cm)
2)リンパ節転移・遠隔転移を疑うようなFDGの異常集積を認めない
3) PET/CT上、病気はT1cN0M0、I期と考えられる
4) 右肺下葉に結節影(陳旧性炎症性変化と考えられるが、経過観察することを勧めます)
5)右上顎洞の慢性炎症
早い内に手術をした方がいいでしょうとの主治医の言葉を受け、
今月末(8月)に右乳房部分切除+センチネルリンパ生検のオペの予定でした。
しかし、私が8/(中旬)まで服用していた低容量ピルの副作用(血栓やエコノミー症候群)の不安が残るとの事で麻酔科医からストップがかかり、手術前日にオペが中止になりました。
(ピルを服用していた事は医師に伝え、医師の指示で8/(中旬)から服用をやめていました。)
薬の影響が残る4週間はオペを控えたいとの事で、2週間先に延期となりました。
そして、今日入院予定の病院でコロナに感染した患者さんが出たので、更に1週間はオペを伸ばしたいと連絡がありました。
早くても来月下旬になってしまいそうです。
癌診断後に手術を先延ばしにしても良い事はなく、できるだけ早く手術をと医師からアドバイスされたこともあり、今月末に手術を決めましたが、上記のような理由で延期、更に延期となり、こうして手術を待っている間にほかの場所に転移したり、癌のステージが進んでしまうのではと不安でいっぱいです。
私の現段階で判明している癌の状態は1、2か月手術を先延ばしにしても問題はないのでしょうか?
医師に大丈夫でしょうかとお訊きしても「まぁ、多分…大丈夫だと思います」とあやふやな感じで、更に不安が増すばかりです。
この先、病院の状況によっては更に延期が伸びるかもしれないので、別の病院で手術を受ける事も考えた方が良いのか悩みます。
物事に絶対はないと思いますが、私の今の状態は早く手術した方が良いのでしょうか?
それとも、そこまで焦らずとも良いものでしょうか?
とにかく不安で、ネットで色々と検索の結果、こちらの病院と患者さんに真摯に向き合われてる田澤先生のページに辿り着きました。
田澤先生のご見解をお教えいただけますと大変ありがたいです。
また、大変不躾で勝手なお願いですが、もしもこちらの江戸川病院と田澤先生に手術をお願いしたいと思ったら、それは可能でしょうか?
田澤先生からの回答
こんにちは田澤です。
手術延期で焦る気持ちは解りますが、早期で大人しい粘液癌なので実際の問題はありません。
「物事に絶対はないと思いますが、私の今の状態は早く手術した方が良いのでしょうか?
それとも、そこまで焦らずとも良いものでしょうか?」
⇒問題ありません。(冒頭のコメント通り)
「もしもこちらの江戸川病院と田澤先生に手術をお願いしたいと思ったら、それは可能でしょうか?」
⇒それは可能です。
手術相談メールで、一度相談してみるといいでしょう。