[管理番号:7053]
性別:女性
年齢:45歳
病名:浸潤性小葉癌
症状:
はじめまして。
浸潤性小葉癌で、先月、左胸全摘の手術をしました。
結果は7.5cmのしこりがあり、グレード1、HER2-、ホルモン受容体
ER、PGRとも+、ki5%の典型的なルミナルAでしたが、リンパ転移が13個あり、多臓器への転移が懸念される為、急遽PET検査の結果待ちの状態です。
今後の治療は、AC+ドセ、パクリの3週間×4回ずつ。
その後、放射線+ホルモン治療10年になるだろうとの事でした。
想像以上のリンパの転移があり、いきなり余命宣告されたかのようで落ち込んでいます。
田澤先生なら、この治療は妥当だと思われますか?
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「多臓器への転移が懸念」
→リンパ行性転移と遠隔転移は別だから、それは心配ないでしょう。
「田澤先生なら、この治療は妥当だと思われますか?。」
→ステージと「抗がん剤が有効なのか?」は全く「別次元の話」です。
明らかなルミナールAなので「抗がん剤の有効性は殆どない」とは思います。
ただステージが高いと「抗がん剤を勧めるのが一般的」だとは思います。(高齢者でないかぎり)