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ステージ0の乳がん治療内容について

[管理番号:2640]
性別:女性
年齢:53歳
お世話になります。
妻がマンモトーム生検の結果、ステージ0の、大きさ3mm程度の非浸潤乳癌と診断さ
れ、2016.2.(下旬)(○曜日)に聖○○○際病院で手術を受けました。
小さいうちに発見頂けた
のは大変幸運だったと感謝しています。
手術で切り出した組織の生検の結果が先日出たのですが、一部に浸潤がある「微小浸潤癌」と判明しました。
2016.3.(下旬)(○曜日)、執刀医の方から生検結果の説明があり、微小浸潤癌の大きさは0.2mmで、性質も非常におとなしいため、リンパ節への転移はまず考えられず、仮に転移があったとしても後日開始する放射線治療で根絶できるレベルだとのことでした。
そのため、抗がん剤治療の予定は無いのですが、管理番号:214「乳がんのステージ 乳がんの生存率」の方への田澤先生からのご回答に、ステージ0についても「原則として薬物療法は必ず行う。」*A とあったため、少し不安を覚えています。

*A サイトの編集作業時に、ステージの内容がずれてしまいました。
大変失礼いたしました。
当該箇所は訂正済みです。
ホームページ管理者

このまま放射線治療だけで良いのか、お願いしてでも抗がん剤治療をした方が良いのか、
これまでのご経験や知見等からご意見を頂けないでしょうか。
昨今の抗がん剤は、以前とは違って重い副作用が無くなっていると聞きますが、
そうは言っても使用する薬剤によっては髪が抜ける、内臓に影響が出る等あり、心配です。
せっかく本日抗がん剤治療は不要と言われて妻と一緒にほっとして職場に戻ったため、
できれば蒸し返したくないですが、ステージ0でも5年生存率が100%では無いこともあり、
必要なのであれば抗がん剤治療を受けるべきと考えています。
大変ご多忙のところ恐れ入りますが、ご回答のほど何卒宜しくお願い致します。
以上です。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
○今回、質問者に指摘されて「????」と思い、214「乳がんのステージ 乳がんの生存率」を見て「愕然」としました。
 とんでもない「誤記載」をしていた事を大変遺憾に思います。(政治家の答弁みたいで、誠にすみません)
   以下 214の記載
『進行度超早期治療法(手術±放射線照射)※薬物療法は必ずしも適応にならないケースが多い(5年)生存率97.58%
ステージ0
進行度早期治療法手術±放射線照射 原則として薬物療法は必ず行う。
(内分泌療法感受性陽性ならホルモン療法単独、それ以外は化学療法が適応となることが多い)(5年)生存率96.63%』
          ↓
    (これは、誤りです)
       正しくは
『ステージ0
進行度超早期治療法(手術±放射線照射)※薬物療法は必ずしも適応にならないケースが多い(5年)生存率97.58%』
○この場をお借りして「訂正」いたします。

サイトの編集作業時に、ステージの内容がずれてしまいました。
大変失礼いたしました。
当該箇所は訂正済みです。
ホームページ管理者

「そのため、抗がん剤治療の予定は無いのですが、管理番号:214の方への田澤先生からのご回答に、ステージ0についても「原則として薬物療法は必ず行う。」とあったため、少し不安を覚えています。」
⇒大変申し訳ありません。(上記「訂正」をご確認ください)
 ステージ0(非浸潤癌)では「絶対に、抗ガン剤を行ってはいけません」
 微小浸潤も同様です。
 
「このまま放射線治療だけで良いのか、お願いしてでも抗がん剤治療をした方が良いのか、これまでのご経験や知見等からご意見を頂けないでしょうか。」
⇒絶対に「抗ガン剤をしてはいけません」(適応がありません)
 
「昨今の抗がん剤は、以前とは違って重い副作用が無くなっていると聞きますが、そうは言っても使用する薬剤によっては髪が抜ける、内臓に影響が出る等あり、心配」
⇒すみません。
 余計な心配をさせてしまったことを、深くお詫びします。
 
「せっかく本日抗がん剤治療は不要と言われて妻と一緒にほっとして職場に戻ったため、できれば蒸し返したくないですが、ステージ0でも5年生存率が100%では無いこともあり、必要なのであれば抗がん剤治療を受けるべきと考えています。」
⇒絶対に抗ガン剤をしてはいけません。
 それこそ、副作用が圧倒的に(ごくごくごく僅かな効果があったとしても)バラン
スを失っているのです。
○大変申し訳ありませんでした。