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一週間前に浸潤がんと診断されました

[管理番号:1816]
性別:女性
年齢:46歳
はじめまして。
市の乳がん検診でしこりがあると言われてから、こちらのホームページを拝見しておりました。残念ながら、一週間前に乳がんと診断されました。
クリニックで検診を受け、その後紹介された総合病院でマンモグラフィー、エコー(技師)、組織診断(局部麻酔をし、バチンと音がして刺すもの、4回バチンと刺しました)をしました。
その結果、がん細胞が見つかったと言われ、浸潤がん、大きさは21ミリ、ステージ2Aと診断されました。
触診とエコーによるとリンパに転移はないようです。乳頭に近いので、全摘になってしまうかもしれないとのことです。
医師から言われたのはこれだけで、CT、骨シンチ、MRIの予約をしました。血液検査は診断された日にやりました。組織診断では、これだけしか分からないのでしょうか?タイプなどは言われていません。
インターネットで乳腺病理診断セカンドオピニオンを知りました。がんが間違いであってほしいという思いもあるのですが、CT、骨シンチ、MRIをやるので、病理セカンドオピニオンは無意味でしょうか?手術は1月下旬か2月上旬になるそうです。
そんなに先で、がんが大きくなってしまわないか、転移してしまわないか心配です。
また、入院は約9日とのことでした。
先生のドレー無しでの手術、入院の短さに、魅力を感じています。
私は遠方(○○県)に住んでおりますが、今まで遠方の患者さんはいらっしゃいましたか?
江戸川病院でお願いするとしたら手術はいつ頃でしょうか?
お忙しいところ申し訳ありませんが、ご回答よろしくお願いいたします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「大きさは21ミリ、ステージ2Aと診断されました。触診とエコーによるとリンパに転移はない」
⇒cT2(21mm), cN0, cStage2Aですね。 
 ステージ2Aとは言っても、腫瘍径が「ギリギリ21mm」というだけで、実質1期のようなものです。早期癌です。
 
「これだけしか分からないのでしょうか?タイプなどは言われていません」
⇒サブタイプですね。
 それは、「免疫染色」なので「更に1~2週間程度」遅れて判明します。
  
「病理セカンドオピニオンは無意味でしょうか?」
⇒無意味です。
 (境界病変や前癌病変など)「病理学的に鑑別が難しい病変」や「病理組織像と画像所見に乖離が有る場合」などで行うべきです。
 質問者のケースではあてはまりません。
 
「ドレーン無しでの手術、入院の短さに、魅力を感じています」
⇒出血量の少なさや術後の腕の可動域など、御自分の体を大事に思えば、是非ご連絡ください。
 
「今まで遠方の患者さんはいらっしゃいましたか?」
⇒関西も結構いらっしゃいます。(特に大阪は人口自体が多い事もあるとは思いますが、やや目立ちます)
 質問者の○○県も、かなり多い地域です。
 
「江戸川病院でお願いするとしたら手術はいつ頃でしょうか?」
⇒現時点で1月中には入ります。
 この場で日時は公開はできませんが、秘書へご連絡ください。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

ご回答頂きありがとうございました。
先生に初期とおっしゃって頂きました。
悪い方へ考えてしまう心境のなか励まされます。
ただ、胸が圧迫されて苦しくなるような感じ、呼吸が乱れるような感じがあります。
リンパに転移はなさそうと医師に言われました。
Q&Aに血液から広がるのは別と説明されていますが、血液から広がって転移している可能性はあるのでしょうか?
肺に転移しているのではないかと心配です。
骨シンチは不要との説明もありましたが、私の場合も不要でしょうか?
遠方ですが、先生にお世話になりたい気持ちがあります。
家族と相談して秘書の方に連絡させて頂きます。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
「血液から広がって転移している可能性はあるのでしょうか?肺に転移しているのではないかと心配です」
⇒遠隔転移の可能性はありません。
 
「骨シンチは不要との説明もありましたが、私の場合も不要でしょうか?」
⇒不要です。
 cT2(21mm), cN0では(骨転移を含め)「遠隔転移の可能性」は全くありません。