[管理番号:1710]
性別:女性
年齢:50歳
半月前より右胸にじんとした痛みを感じるようになり、同時期検診でカテゴリー3といわれ、乳腺外科に診察を受けたのですが、そこで再度マンモグラフィーをとった結果、悪いものが映っているといわれました。
その後、エコーをとりその部分を確認し後日針生研を受けるよう言われました。
乳がんというとしこりという自覚症状がでるようですが、しこりを確認できない乳がんもあるのでしょうか。
また、首の後ろがものすごく熱く感じ,頸部も時々痛み転移しているのではと考え、気持ちがおしつぶされそうです。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
質問者は勘違いをされています。
「マンモとエコーでしこりを確認」している場合に「しこりが無い」とはいいません。
ご本人が「触っても解らない場合」には『(自覚症状のない)乳癌』といい、更に「医師が触診しても解らない」場合には『非触知乳癌』といいます。
回答
「乳がんというとしこりという自覚症状がでるようですが、しこりを確認できない乳がんもあるのでしょうか」
⇒勿論あります。(と、いうかそれが検診でみつかる癌なのです)
○「自覚症状がない状態」で乳癌を発見するのが(本来の)『乳がん検診の役目』なのです。
♯「しこりを自覚」した場合には(本来は)「検診ではなく、(最初から)医療機関を受診すべき」なのです。
「首の後ろがものすごく熱く感じ,頸部も時々痛み転移しているのではと考え」
⇒転移ではありません。
○「自覚症状のない」乳癌で「そんなところへ転移する」可能性は全くありません。
御心配なく。