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5cmの横長のしこり

[管理番号:4355]
性別:女性
年齢:43歳
先生、はじめまして。
この質問内容が中途半端であることを承知で不安に押しつぶされそうなためすがる思いで質問いたします。
43歳出産経験なしです。
2009年より人間ドッグのマンモグラフィを受診、所見があるためドッグ併設の診療所の乳腺外来でエコーを毎年行っています。
エコーは毎年、「経過観察」で終わります。
以下、年度別にマンモ結果→触診結果で記載しています。
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(2009年)左乳房腫瘤→両乳管拡張
(2010年)左中部繊維線種疑→異常所見なし
(2011年)左中部腫瘤疑・左上部肥大石灰化疑→左内上部乳腺症疑
(2012年)左中部腫瘤疑・左下部腫瘤疑→左内上部乳腺症疑・左内下部腫瘤(0.5cm)
(2013年)左中部腫瘤疑・左側粗大石灰化疑→左内下部乳腺症疑
(2014年)左中部濃度左右差・左上部粗大石灰化疑→両乳房乳腺症疑
(2015年)左下部濃度左右差・左側粗大石灰化疑)→両乳房乳腺症疑
(2016年)左下部濃度左右差・両側粗大石灰化疑→左乳房のう胞
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今月に1年ぶりのエコーでいつも説明なしの「経過観察」で終わる診察がいきなり、のう胞にモアモアとした影があるため、MRI指示を受けました。
診療所の乳腺外来は週1しか行っていないため外来でMRI結果待ちです。
人間ドッグの触診医師と乳腺外来のエコー医師は別の方ですが、7年間同じ医師です。
エコーの医師は毎年「このまま様子をみましょう」でいつも具体的な説明がありませんが、それに安心していた私も悪いです。
次の乳腺外来日まで待てず、乳腺専門クリニックで事情を説明しマンモとエコーを行ったところ、マンモであっさり左下部の乳癌疑いがあると言われ、エコーでは上記の「のう胞のモアモア」なんて二の次で、左下部に横長の全長5cmほどの両端が膨れたしこりがあり、両端の膨れに部分に細胞針を行いこれも結果待ちです。
両端の膨れは私が見た限り明らかに不整形で中も空洞ではありませんでした。
エコーでのリンパ節転移はないとのことです。
この5cmには私は5年前から気づいており、段々と大きくなったものというより最初から大きくて、押すと少し痛く触診の医師とも毎年、「ああ、これね」と言っていました。
パチンコ玉ではなく3本指でつかむ、動くような感じもしていますが、あらためてマンモ結果を見ると2012年にそれらしいものがありますね。
なお、8月に乳首より透明な液体が2日間、続きました。
クリニックの医師からは「パチンコ玉のような硬さではない。
乳癌と設定して話をするならば、5年前からずっと大きさが変わっていないのは、おとなしい癌とも考えられる。
なぜなら5年前からならば今頃皮膚をつきやぶっていてもおかしくないから。
ただ大きさから細胞針結果がすべて非浸潤とも言えない」とのことです。
これをふまえ質問をさえていただきたいのは以下の2点です。
① 細胞診の結果が浸潤の場合、大きさよりステージ2からのスタートになるのか
② 2015年からの胸部レントゲン写真の「左下肺野皮膚」という所見は転移したものが映っている可能性があるのか(人間ドッグでは異常なしと判定されている)
結果待ちの今、どうしようもないのはよく分かっています。
乳癌自体に
は覚悟がありますが、全長5cmという大きさと、ふと胸部レントゲンを思い出し精神的に追い詰められて食欲睡眠もできない状況が続いています。
「秘書室へメール」をしてすぐにでも江戸川病院にすがりしたいのですが、結果が出ていないため、先生のご意見をおうかがいした次第です。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「① 細胞診の結果が浸潤の場合、大きさよりステージ2からのスタートになるのか」
⇒全体が浸潤癌とは限りません。
 手術標本で全体を評価しないと解らないことです。
「② 2015年からの胸部レントゲン写真の「左下肺野皮膚」という所見は転移したものが映っている可能性があるのか」
⇒全く(1000%)ありえません。
「ふと胸部レントゲンを思い出し精神的に追い詰められて食欲睡眠もできない状況」
⇒少なくとも…
 肺転移は無いので(そんな所見があれば、要精査となります)、まずは「良眠」してください。
「秘書室へメール」をしてすぐにでも江戸川病院にすがりしたい」
⇒細胞診の結果が出てからでいいでしょう。
 ○ただ重要なことは診断の精度です。
  其の細胞診が「曖昧な結果」となった際には「秘書メールから100%の診断」を選択すべきです。

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