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石灰化としこりについて

[管理番号:3720]
性別:女性
年齢:40歳
初めまして。
(関東)在住の40歳です。
こちらのQ&Aで大変勉強になっております。
ありがとうございます。
出産し2年間授乳後、今年7月初めに断乳しました。
授乳中より左胸に痛みや違和感があり、最近胸が柔らかくなってきたので触ると左胸乳首近くにしこりがある気がしましたので、断乳2ヶ月の9月半ばに乳腺外科を受診しました。
触診、マンモグラフィー、エコーで検査。
マンモグラフィーは初めてでした。
マンモグラフィーとエコーは技師の方撮影されました。
報告書のコメントには以下のような記載があります。
左乳頭直下に石灰化簇(C3)、
左CE領域にhypochoic mass(13~8mm大)を認めました。
乳瘤の可能性が高いが、3ヶ月後のフォローアップ。
#上記のhypochoic massは3つあるようです。
1ヶ所目
hypochoic mass 13.5×9.6×4.4mm
血流内部一ヶ所(+)、一部鋭角な部分あり、脂肪と同等エコーレベル…FAT/FA s/o
2ヶ所目
hypochoic mas 8.0×6.1×5.6mm …乳瘤 s/o
3ヶ所目
hypochoic mas 3.2×3.7×3.4mm …MP s/o
以下は私が先生からお話しで聞いたものです。
マンモグラフィーで左胸乳首付近に石灰化があると言われました。
(白い小さな点々が散らばっているように見えました)
画像上、授乳の影響がまだありはっきりしない。
3ヶ月後にもう一度検査を受けに来て下さい。
(総合的に考えると)おそらく大丈夫だと思います。
授乳直後でなければすぐ組織を取って見るのですが、まだ母乳も残っているような感じですので、マッサージをよくして下さいということでした。
私としは、疑わしいのであればすぐ検査していただきたかったのですが、経過観察ということでした。
その後、先生のQ&Aを読ませていただき、もし乳ガンという事であっても早期発見で見つけたいと思い、田澤先生に是非診ていただきたく江戸川病院を予約しました。11月半ば受診予定です。
田澤先生に診ていただけたら、お医者様への信頼感、安心感という部分で、心配したり悩む時間が無くなるというのは気持ち的にも大きいと思い、今後胸に関する事はずっと先生に診てもらいたいと心に決めております。
田澤先生に診ていただく際に、前院でのマンモ、エコーの画像がもらえればと思い、再度受診して画像をCDとしてもらえました。
(転院理由は言いにくかったので、引っ越すというという理由をつけました)
その際前院の先生から、乳瘤だと思うが年末年始位には(3ヶ月後)引っ越し先の病院で再確認して下さいね言われました。
質問です。
石灰化(C3)というのは、カテゴリー3の事でしょうか?
これまでのQ&Aを読みますと、私のような場合、ステレオガイド下マンモトーム生検という検査になるのでしょうか?
3ヶ月後という短期間で再検査を勧められた事、授乳直後でなければすぐ組織をとったんだけどというコメントがすごく気になっています。
(何気なく仰った言葉かもしれませんが)
母乳が残っている(最近まで授乳していた影響で)、乳ガンか、(乳瘤等)それ以外のものか診断がつきにくいという事はありますか?
今も左胸の違和感、痛みは続いていて、昨晩ふと座った状態で左乳輪の下部を下から押すように触ると、乳頭の下?奥?にコリコリするしこりに触れました。
つい2週間前に触診、マンモ、エコーで検査して、シコリがあるとは言われなかったのですが、この指で触れる乳輪の下しこりは、報告書にあるものうちの一つ(乳頭直下の石灰化)でしょうか?
また断乳3ヶ月ですが、新たな乳瘤はできますか?
乳瘤はしこりとして指で確認できますか?
前院の先生からは、そんなに心配しなくていいよと言われて少し安心ましたが、昨晩しこりを感じてからまた不安になってきました。
もし乳ガンでも早期発見をしたいと願っておりますが、11月半ばの貴院の受診でその範疇に入ると思われますか?
また、このような状態でマッサージしていいでしょうか?(しこりを刺激して、悪い影響はないでしょうか)
質問ばかりで申し訳ありません。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「石灰化(C3)というのは、カテゴリー3の事でしょうか?」
⇒その通りです。
 Category 3の略です。
「これまでのQ&Aを読みますと、私のような場合、ステレオガイド下マンモトーム生検という検査になるのでしょうか?」
⇒勿論、その可能性はあります。
 ただし、担当医がいうように「授乳に伴う石灰化の可能性」があるようです。(乳頭付近というのも、その可能性を考える理由のひとつになります)
「3ヶ月後という短期間で再検査を勧められた事、授乳直後でなければすぐ組織をとったんだけどというコメントがすごく気になっています。」
⇒これは、想像ですが…
 担当医の性格でしょう。(もしも、そんなに疑われる所見ならばカテゴリー4となる筈です)
「母乳が残っている(最近まで授乳していた影響で)、乳ガンか、(乳瘤等)それ以外のものか診断がつきにくいという事はありますか?」
⇒そんなことはありません。
 「乳瘤」は見慣れていればすぐに解ります。(自分自身でエコーしていなければ、難しいでしょう)
「(乳頭直下の石灰化)でしょうか?」
⇒石灰化は触れません。
「また断乳3ヶ月ですが、新たな乳瘤はできますか?乳瘤はしこりとして指で確認できますか?」
⇒新しくできる可能性もあります。
 また、大きければ触知します(小さければ触知しません)
「もし乳ガンでも早期発見をしたいと願っておりますが、11月半ばの貴院の受診でその範疇に入ると思われますか?」
⇒それは100%間違いありません。
 
「また、このような状態でマッサージしていいでしょうか?」
⇒問題ありません。
 断乳後なのだから、その方がいいでしょう(乳腺にとっては)
「(しこりを刺激して、悪い影響はないでしょうか)」
⇒考え過ぎです。
 明らかな「癌のゴロッとしたしこりがある」場合には良くありませんが、それには全く該当しません。