[管理番号:8981]
性別:女性
年齢:72歳
病名:乳がん再発
症状:胸椎転移による下肢のしびれ?
投稿日:2020年11月5日
15年前 (当日57歳) 乳ガンが分かり、乳房全摘しています。
リンパには転移はなかったとのこと、ホルモン療法を5年or10年?
(父の記憶があいまいです)続け、経過がよかったので治療は終了しました(62歳or67歳)。
けれど、3年前に肩?上腕?の違和感や痛み、骨折で乳がん由来の骨転移が分かり、
抗がん剤と放射線をうけました。
抗がん剤が本人にはかなり辛かった様で、
1クールのみで終了、放射線は完遂しています。
その後はイブランスを服用、ランマークでコントロールしています。
今年の10/(中旬)頃より下肢のしびれが出て歩行困難な状態が続いたため、11/(上旬)に通院し検査をしました。
採血、CTでは異常が見られなかった(コントロール中と変わらずの数値や画像)でしたが、MRIで胸椎4番目に転移が確認されました。
転移がある胸椎の近くの肺にも少し怪しい影があることが今日新たに分かりました。
主治医より手術はできると話があり、前向きに考えています。
この様な場合、田澤先生ならどの様な手術を提案されますか?
乳がんプラザはいつも拝見しております。
この様に相談ができる場所があること、本当に心強いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
田澤先生からの回答
こんにちは田澤です。
「この様な場合、田澤先生ならどの様な手術を提案されますか?」
⇒放射線⇒bevacizumab+paclitaxel できれば半年(3か月なら絶対に可能)⇒abemaciclib+ホルモン療法(denosumab1併用)
★重要なことは、bevacizumab+paclitaxelで(可能な限り)cCR(画像上の完全緩解)を狙う事です。
ここが勝負どころです。