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再発時期について

[管理番号:8031]
性別:女性
年齢:57歳
病名:乳がん
症状:

田澤先生

お忙しいところ、急を要する質問では有りませんが疑問が有り質問させて下さい。

2015年5月に左乳がん温存手術を受けました。

ER強陽性 PGR陰性 HER2陰性 グレード2
直径 2.7㎜ 脇リンパ節転移(明らかなもの1個)
術前にFEC4サイクル(体力的な問題でその後のタキサン系はキャンセル)
術後に放射線 放射線後にタモキシフェン3年 アリミデックス1年

現在術後4年半経過、経過順調(医師による3か月に一度のエコー、1年に一回技師によるマンモと血液検査、2年に一度のCT)との事です。

術後丸3年の検査時に「一番再発率の多い時期を超えて嬉しい」と医師に伝えたところ、
「ルミナール型なので再発するとしたら5年超えてからだと思います。」と言われました。

色々な病院やがん研究所などが出している「乳がんの再発は3年以内に80%、5年以内に85%」という数字が正確なのであれば、5年超えてからの再発は再発全体の15%と言う事になると言う事でしょうか?
そうであれば残りの85%近くは、ルミナール型以外と言う事なのでしょうか?

田澤先生が実際に診察している患者さんの場合、再発時期についてはどのような見解をお持ちでしょうか?
又、私の場合現時点での再発率は当初聞いたもの(25%位と聞いている)とは違ってるのでしょうか?(術後4年半経っている現在での再発率という意味です)

よろしくお願いいたします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「ルミナール型なので再発するとしたら5年超えてからだと思います。」
→如何にも「頭でっかち」な医師の言いそうなことです。

サブタイプで予後を語ろうとすると、そのような偏見となってしまいます。
実際にはルミナールでも3年以内が最も再発率が高いし、トリプルネガティブでも晩期再発はあります。

★極端な例(半年以内に再発するのはトリプルネガティブに多い、15年以上で再発するのはルミナールタイプ)はありますが、それは「全体から見て、ごくごく僅か」です。

「私の場合現時点での再発率は当初聞いたもの(25%位と聞いている)とは違ってるのでしょうか?(術後4年半経っている現在での再発率という意味です)」
→勿論!

 もうすでに5%程度にはなっていると思います。