乳がんは早期発見、早期治療を目指しましょう。乳がん手術は江戸川病院|乳がんプラザ



[管理番号:4292]
性別:女性
年齢:52歳
 
田澤先生
初めて質問させて頂きます
かなり長文になりますが、よろしくお願い致します
 
2008年2月手術
初発 43歳の時 ホルモン陽性 右乳がん 発生部位A 温存手術
組織型 浸潤性乳管がん 2cm以上
with DCIS
f, pT2, v(-), ly(-) Nuclear grade 3 (Nuclear atypia 3, Mitotic counts 3)
ER(+) (proportion score 5, intensity score 2)  PgR(+) (proportion score 4, intensity score 2) HER2 1+ 断端陰性 センチネル陰性
 
[治療]
抗がん剤TC 2クール目にアレルギー?症状で中止 その後、抗がん剤CMF療法6回+放射線療法25回 タモキシフェン
2014年5月手術
二度目 HER2陽性 右乳房境界部乳がん 発生部位Bの下の方
2008年の初発の治療後から3ヶ月~半年ごとにマンモとエコーと触診と採血で定期検診していた。
乳房全体がなんとなく硬くなっていた。
それでもマンモもエコーも異常なしと言われていたので、大丈夫だろうと思っていた。
セルフチェックもしていたが、しこりはわからなかった。
なんとなく痛みと腫れがでてきたので受診したが、肋骨か肋軟骨?
なので大丈夫と言われた。
 
しかし、痛みも腫れもひどくなってきて絶対に癌だと思った。
主治医に不信感を抱き、すぐに別の病院にかかる。
生検で乳がん確定
PETの結果、浸潤がかなり広がっていると言われた
全摘手術+第4第5?肋軟骨を一部切除して目に見える浸潤部分をとった 植皮
組織型 浸潤性乳管がん(乳頭腺管がん)
pT3 (55mm), f, s, v(+), ly(+), surgical margin(-) Nuclear grade 3
(Nuclear
atypia 2, Mitotic counts 3) リンパ廓清 レベル2 リンパ節転移2/5
右胸骨傍リンパ節として提出された組織内にリンパ節構造を認めませんが、組織内の骨格筋~線維性結合織間にがん細胞の浸潤増殖巣を認めます。
肋軟骨組織には悪性像は認めません。
ER PgR 陰性 0 HER2 3+ 皮膚の一部にも浸潤 PETにて遠隔転移なし
[治療]
タモキシフェン一時中止
2014年7月~9月 AC療法
2014年10月~2015年3月 パクリタキセル+ハーセプチン+パージェタ
2015年4月~2015年9 月ハーセプチン+パージェタ
2015年9月からハーセプチン単独
放射線は一度かけているのでできない
2015年8月手術
三度目 トリプルネガティブ 左乳房上外部乳がん 発生部位C
左のしこりはACをやる前から嚢胞として存在していた
2015年3月にパクリタキセルが終了してから硬さを感じるようになった
全摘手術
組織型 浸潤性乳管がん(硬がん)
pT1b (8.5mm), f, v(+), ly(+), surgical margin (-) Nuclear grade 2 (Nuclear atypia 2, Mitotic counts 2) リンパ廓清 レベル2 リンパ節転移3/14
ER PgR 陰性0 HER2 2+ Fishで陰性 Ki67 48.1%
 
[治療]
左側は放射線治療はしていない
2015年10月~2016年3月 ハーセプチン+CMF療法
2016年5月からタモキシフェン再開したが副作用のため2ヶ月で休薬 無治療になる
2016年8月手術
再発1
右乳がん全摘して植皮した皮膚の外側(乳房と腹部の境界部)に限局性のしこり1cm弱
(随分前からできていたのだが変化が無かったので放置していた)
皮膚が少し赤くなってきたので切除手術
ER PgR 0 HER2 3+ PETにて集積なし 局所再発?
 
[所見]
表皮に著変はみられないが、真皮内には豊富な胞体を有する大型類円形腫瘍細胞が観察され、胞巣構造あるいは孤在性に増殖している。
乳癌の転移と考えます。
2017年1月手術
再発2
胸骨の真上の部分に硬い結節 二度目の右乳がん発生部位と近い位置にできた。
再発1を取った2016年8月にはすでにあったが、最初2mm位だったので様子見。
その後だんだん大きくなって1cmくらいの結節になってしまったので生検
悪性とわかったので骨の一部も含め大きめに切除手術
ER PgR 0 HER2 2+ Fishで陰性 CT検査にて内臓転移みられない
腫瘍マーカーは初発から今まで基準値を超えた事はないです
 
[所見]
真皮中~下層に、やや好酸性の胞体を有し、核の大小不同や形態不整を伴う異型細胞が、小胞巣状~索状、一部で小腺腔形成性に増殖しています。
乳癌の転移と考えます。
 
[質問]
今更なのですが、
初発と二度目の乳がんは別のがんだと思うが、残っていたがんが出てきた可能性を否定できない。
三度目の乳がんはおそらく別のがんと言われました。
先生は三回とも違う乳がんだと思われますか?同じがんがホルモン剤や抗がん剤により
性質が変わってしまったということもありえますか?
 
三度目のは二度目の術後療法のACをやる前から嚢胞として存在していました。
パクリタキセル終了後に硬くなってきました。
という事はACもパクリタキセルも三度目には効いていなかったということでしょうか?
再発2は結節があった場所が二度目の右乳がんに近いことや、三度目の左乳がんの大きさや発生部位からみると、右乳がんからの再発とみた方が自然だと言われました。
 
しかし、fish陰性のトリネガなので左乳がんからの転移ということも否定はできないと言われました。
再発2は乳房内再発ではないので、遠隔転移と捉えるのでしょうか?
抗がん剤は皮膚転移には効きにくいのでしょうか?
術後1~2年で皮膚に再発してしまったという事は、進行が早いがんなのでしょうか?
一度再発してしまったら完治は難しいと言われますが、今回抗がん剤をやっても、そのうち内臓転移をしてしまうという事でしょうか?
再発1は2016年3月にハーセプチン+CMFを終了した後に気になるようになりました。
これはハーセプチンを再開すればコントロール可能でしょうか?パージェタも必要でしょうか?
主治医からは抗がん剤はやらない選択肢もあるが、できればやった方が良いと言われました。
HER2陽性とトリネガ、両方をカバー出来る抗がん剤はハーセプチン+ゼローダ、ハーセプチン+ナベルビンなどと言われました。
他はXC、タイケルプ+ゼローダ、カドサイラ、TS-1なども提示されました。
今までかなり抗がん剤を使っているので体は弱っています。
これからまた抗がん剤をやるにも体力が持つか心配ですが、やはり抗がん剤はやった方がよいでしょうか?
先生ならどのような抗がん剤の選択をされますか?
 
途中で休薬したホルモン療法は続けるべきでしょうか?今まで6年やって休薬期間が2年半です。
続けた方が良いなら、ホルモン療法10年だと、後4年やるのかそれとも1年半で
終了でよいのでしょうか? ちなみに遺伝性乳がんではありません。
 
放射線治療について
右側はもう放射線をかけているので、再発した右乳房境界部と胸骨はかけることができないでしょうか?主治医は難しいと言います。
遠隔転移と捉えるのなら放射線治療はやっても意味が無いのでしょうか?
初発で右に放射線治療しているにもかかわらずに二度目に右にできたという事は放射線に耐性ができている癌という事でしょうか?
再発が右乳がんからのものなら、これから放射線をやっても耐性ができているから効かないのでしょうか?
 
今後のフォローについて
少し皮膚に赤みがあったり出来物ができたりすると、とても不安です。
両方全摘のためマンモができないので、胸壁などの再発は自分で見つけるしかないですか?
主治医は胸壁の触診やエコーはなかなかやってくれません。
CTやMRIで定期的に検査をすれば見つけられますか?
初発のときに温存で良いと言われ信じて治療していましたが、二度目の乳がんを見つけてもらえず、大きくなるまで自分でもわからなかった事はすごくショックでした。
 
何のための定期検査だったのか、最初から全摘していればと後悔ばかりしています。
それを言っても、もう仕方のないことなので今後に向けてできる事はやりたいと思っています。
質問がたくさんになってしまいましたが、よろしくお願い致します。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
 
「三度目の乳がんはおそらく別のがんと言われました。」
⇒対側だから当然です。
 乳癌は決して「対側乳房へ転移」することはありません。
 乳腺の右と左は「宇宙ほど遠い」のです。
 
「先生は三回とも違う乳がんだと思われますか?同じがんがホルモン剤や抗がん剤により性質が変わってしまったということもありえますか?」
⇒1と2は部位も近いし、1の「浸潤径2cm以上」と言う記載からは、「1の局所再発(B方向への進展が実はあった)の可能性」は捨てられないと思います。
 
「パクリタキセル終了後に硬くなってきました。という事はACもパクリタキセルも三度目には効いていなかったということでしょうか?」
⇒術前化学療法と捉えると「目に見える効果は無かった」となりますが…
 再発予防効果までない とは言い切れません。
 
「再発2は結節があった場所が二度目の右乳がんに近いことや、三度目の左乳がんの大きさや発生部位からみると、右乳がんからの再発とみた方が自然だと言われました。」
⇒当然です。
 
「再発2は乳房内再発ではないので、遠隔転移と捉えるのでしょうか?」
⇒全く違います。
 明らかな「局所再発」です。
 
「しかし、fish陰性のトリネガなので左乳がんからの転移ということも否定はできないと言われました。」
⇒これは「絶対に違う」
 
「抗がん剤は皮膚転移には効きにくいのでしょうか?」
⇒そんなことはありません。
 
「一度再発してしまったら完治は難しいと言われますが、今回抗がん剤をやっても、そのうち内臓転移をしてしまうという事でしょうか?」
⇒再発と言っても「あくまでも局所再発」です。
 遠隔再発とは分けて考えてください。
 
「先生ならどのような抗がん剤の選択をされますか?」
⇒抗HER2療法から一度離れて、bevacizumab+paclitaxelを行います。(最も効果があり、最も副作用が少ない)
 ♯paclitaxel 単剤は行っていますが、大丈夫です。
「途中で休薬したホルモン療法は続けるべきでしょうか?」
⇒不要です。
 
「右乳房境界部と胸骨はかけることができないでしょうか?主治医は難しいと言います。」
⇒これは照射野を検討しなくてはなりませんが…
 トモセラピーなら少なくとも胸骨は大丈夫だと予想します。
 
「遠隔転移と捉えるのなら放射線治療はやっても意味が無いのでしょうか?」
⇒遠隔転移ではありません。
 
「初発で右に放射線治療しているにもかかわらずに二度目に右にできたという事は放射線に耐性ができている癌という事でしょうか?」
⇒部位によって照射野から外れている部分は感受性があります。
 
「CTやMRIで定期的に検査をすれば見つけられますか?」
⇒不要
 定期的な超音波による局所の診察+腫瘍マーカーで十分です。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

先日はお忙しい中、答えてくださりありがとうございます。
再度ご相談させて頂きます。
よろしくお願い致します。
 
前回、再発2の胸骨上のしこりをとってからの抗がん剤について田澤先生にご教示いただいたんですが、主治医と意見が合わず、私の体力の事を考えてやはりハーセプチンとゼローダをという事になってしまいました。
bevacizumab+paclitaxelは遠隔転移の場合に使いたいと言われ納得してもらえませんでした。
 
再発3
1月の再発2の胸骨上のしこりの切除手術のときに、すぐ近くの位置(胸骨上のしこりから1.5cmくらい右横)の皮下に1mm位のしこりがあることに気づき、一緒に取ってほしとお願いしたのですが、主治医が触ってもどこにあるのか確認出来なくて、大きくなったら取って頂けるという事でしたので様子見ながらハーセプチンとゼローダ3クールやったところ、5月に2mmくらいになってきたので、触診してもらいやっと確認できたのでゼローダ休薬期間中に外来でしこりを取ってもらいました。
 
[所見]
線維性結合織内に少数の中型~やや大型多稜形腫瘍細胞が小胞巣状、リボン状あるいは孤在性に増生している。
Her2(1+) トリネガでした。
ゼローダは一旦中止になりました。
ハーセプチンは継続中です。
再発4?
あと一つ私が確認している1mm以下の小さいしこりが、再発3のすぐ近くにあります。
再発3を取るときに一緒に取ってほしいとお願いしたのですが、主治医の触診では確認できないので取れないと言われました。
もう少し大きくなってきて2mm位?で触診で確認できたら考慮して頂けるそうです。
今のところしこりはすべて近い位置にあるので、私はできればその辺りを大きめにとって植皮でもしてほしいとお願いしたのですが、植皮してもまた違うところに出てきてしまうかもしれないので、温存のときの放射線の範囲に重ならないようにもう一度かけられるか放射線医と相談すると言われています。
 
[質問]
私が現在確認しているしこりは今のところ再発4?のみです。
再発4?を取ってしまえば無治療でも、もう出来てこない可能性もあるが、これからも皮膚?皮下?に出てくる可能性が高いので放射線ができれば一番良いのではと言われています。
やはり後々たくさん出来てしまう方が多いのでしょうか?後々皮膚に出てきた場合、貴院に導入されるBNCTは対象外でしょうか?
私もbevacizumab+paclitaxelをやる自信と体力がなく踏み切れないでいますが、体が副作用に耐えられれば田澤先生からご教示いただいたように早くやるべきだとは思っています。
ただ、今までTC(2回目から中止),CMF,AC,paclitaxel,CMFと抗がん剤ばかりやって、それでも今なお再発してくるという事は切除手術が良いような気もするのです。
出てきたら取ってを繰り返すのは甘い考えでしょうか?
主治医はbevacizumab+paclitaxelを使って、もしまた再発や転移をしてしまったら次に使うカードが少なくなってしまうし体も弱ってしまうので、残しておいた方がよいという判断かもしれませんが残しておくより今使った方がよいのでしょうか?
bevacizumab+paclitaxelは何クールやれば良いのでしょうか?
今回再発がまた見つかった事によって更に上乗せの治療など必要になってくるのでしょうか?
謎の痛みがあります。
 
何度も手術しているからかもしれませんが、右胸の筋肉の一部分に時々激痛が走ります。
位置は右胸のA領域とB領域の間で胸骨に近い肋骨と肋骨の間の筋肉です。
腕を使った後にも痛かったりしますが、何もしてなくて負荷もかけていないのにズキンズキン痛む事もあります。
筋肉の痛い部分は少し腫れてるような気もしますが、CTではしこりは映っていないらしいです。
しこりがなくても筋肉に浸潤していたりとか可能性はありますか?
 
何個も出来てくるという事は遠隔転移と捉える先生もいると言われましたが、主治医は今のところ局所再発と捉えているのですぐ対処しなければいけないという焦った雰囲気ではありませんが、私が見つけたしこりを小さくても取って頂けるので、すごく精神的には楽です。
ただ、抗がん剤もなかなか一歩が踏み出せず、このまま様子見で時間が過ぎて行ってしまうのはとても怖いです。
現在、主治医のもとで治療中なのですが、皮膚の手術(植皮も含めて)
が可能かどうか、皮膚の状態や抗がん剤の事など含めて、一度田澤先生に診察をお願いする事は可能でしょうか?
セカンドオピニオンで診察はできないのでしょうか?
何卒よろしくお願い致します。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
局所再発も「異時性に多発」するようなら、「局所治療だけでは抑えきれない」として「全身療法を併用する」という考え方は当然あります。
その場合には、あまり中途半端なものではなく、最も効果的なもの「bevacizumab +paclitaxel」を用いるといいでしょう(前回のコメント)
 
☆「最後まで取っておく」という理屈は解らないでもないですが、「遠隔転移再発は(もし起こるとしたら)、それは後日新たに生じるわけではなくすでに細胞レベルでは存在している」もとだとすれば、「相手が小さいうちに行う」ことが理想的なことはいうまでもありません。
  例えるなら、「ワザワザ(目に見えるまで)大きく」しておいてから戦うようなもので、「敵が小さいうち(弱いうち)に戦う方がいい」とは思いませんか??
ただ、大原則として(全身療法の有無は別として)「取れる局所は取る」これは間違いありません。
 
「やはり後々たくさん出来てしまう方が多いのでしょうか?」
⇒解りませんが…
 今までの経緯からは「その可能性」を考えておくべきでしょう。
 
「後々皮膚に出てきた場合、貴院に導入されるBNCTは対象外でしょうか?」
⇒対象となります。
 皮膚は最も効果的な部位と言えます。
 
「それでも今なお再発してくるという事は切除手術が良いような気もするのです。出てきたら取ってを繰り返すのは甘い考えでしょうか?」
⇒勿論、それはすべきです。(全身療法をかぶせるかは、ご本人次第と言えます)
 
「主治医はbevacizumab+paclitaxelを使って、もしまた再発や転移をしてしまったら次に使うカードが少なくなってしまうし体も弱ってしまう」「残しておいた方がよいという判断かもしれませんが残しておくより今使った方がよいのでしょうか?」
⇒敵は小さいうちの方がいいと思いませんか?(再発のために取っておくという考え方には反対です)
 
「bevacizumab+paclitaxelは何クールやれば良いのでしょうか?」
⇒まずは「3クール」を目標にしましょう。(忍容性は十分と思います。)
 
「今回再発がまた見つかった事によって更に上乗せの治療など必要になってくるのでしょうか?」
⇒全身療法をより考慮する根拠とはなります。
 
「しこりがなくても筋肉に浸潤していたりとか可能性はありますか?」
⇒考え過ぎです。
 
「一度田澤先生に診察をお願いする事は可能でしょうか?セカンドオピニオンで診察はできないのでしょうか?」
⇒セカンドオピニオンでは診察は(制度上)できません。
 診察の相談(実際にするかどうかは別として)には秘書メールがいいでしょう。

秘書室へメールは、
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もしくは、こちらのリンクをクリックしてください。

 
 
 
 

 

質問者様から 【質問3】

田澤先生
先日は大変お世話になり、ありがとうございました。
再度質問させていただきます。
 
鎖骨上リンパ節と胸骨傍リンパ節の再発のことです。
主治医と相談した結果、主治医に鎖骨上リンパ節のみ切除してもらうことになり、
bevacizumab +paclitaxel後に鎖骨部分と胸骨傍リンパ節は放射線治療することになりました。
ただ、鎖骨上リンパ節はオペ室でしか手術できないと言われたので、外来で切除して
すぐ抗がん剤というわけにはいきませんでした。
 
オペ室の予約がまだ2週間ほど先で、術後1週間~10日くらいたってから抗がん剤という流れになり、全身治療が遅れてしまいます。
すでに治療が遅れているので、さらに3週間程の無治療の期間を考えると少し不安になってきてしまいました。
鎖骨上リンパ節の切除を優先せずに(切除せずに)抗がん剤を早く始めたほうがよいでしょうか?
 
それとも鎖骨上リンパ節を切除してから抗がん剤治療を始めても遅くないでしょうか?
術後はやはり1週間くらいたってから抗がん剤を始めたほうがが良いでしょうか?
同じような質問になってしまいますが、何卒よろしくお願い致します。
 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。
 
治療の流れはそれでいいと思います。
 
「鎖骨上リンパ節の切除を優先せずに(切除せずに)抗がん剤を早く始めたほうがよいでしょうか?それとも鎖骨上リンパ節を切除してから抗がん剤治療を始めても遅くないでしょうか?」
⇒3週間は遅くはありません。
 
「術後はやはり1週間くらいたってから抗がん剤を始めたほうがが良いでしょうか?」
⇒それは妥当でしょう。
 そこまで「急を要する状況」ではありません。
 
 

 

質問者様から 【質問4】

再発について
性別:女性
年齢:53歳
 
田澤先生
いつもお世話になります。
再度質問をさせていただきます。
 
右鎖骨上リンパ節と右胸骨傍リンパ節の再発のその後の治療についてです。
7月末に右鎖骨上リンパ節を手術してもらって切除しました。
やはりリンパ節転移ありでした。
 
その後、こちらの病院でbevacizumab +paclitaxelを始めました。
1クール目は2週点滴して白血球が1000くらいまで下がってしまったので3週目は中止になり、2クール目はpaclitaxelを80%にして3週投与出来ました。
 
3クール目もpaclitaxelを80%で3週終わったので、CTをしてもらったところ、胸骨傍リンパ節付近は縮小し結節状の形態は呈していません。
ということでした。
田澤先生のおかげで、bevacizumab +paclitaxelを選択する決断が出来て、今のところ画像上消えているということで、本当に良かったです。
ありがとうございます。
 
ただ、MRIで、胸骨体の尾側部分に1カ所高信号病変が認められますが、明らかな転移と認められないと言われました。
場所は胸骨体の左側付近なので、二回目に右乳がんの近くです。
骨転移の可能性もあるが小さすぎて判断出来ないらしいです。
 
質問です。
抗がん剤の副作用なのかわからないのですが、首と耳の奥と頭の痛みがひどいです。
右鎖骨上リンパ節を切除してからか抗がん剤が始まってからか8月頃から、徐々に右首筋から右耳の奥と右の顎関節付近がズキズキと痛くなり、だんだんと逆側の左首筋から左耳の奥と顎関節も痛むようになってきてしまいました。
今は一日中首全体が痛くて両耳とこめかみの頭痛もしています。
主治医に、鎖骨上リンパ節を切除したためなのか、bevacizumab
+paclitaxelの副作用か聞いてみましたが、何なのかわかりませんと言われてしまいました。
両首筋のズキズキした痛みや耳の奥の痛みは、鎖骨上リンパ節手術の後遺症や抗がん剤の影響、または、もしかしたら首にリンパ節転移してしまったとか関係があるのでしょうか?
 
3ヶ月くらい痛みが治らないし、ひどくなっているので心配です。
今後の治療についてです。
右胸骨傍リンパ節付近と首の放射線治療ですが、田澤先生とのお話の際にbevacizumab +paclitaxel3クール終わってから放射線をかけて、その後また3クールいうことでしたし、主治医も最初は放射線をかけてよい感じだったので、私もそのつもりでいました。
しかし画像上消えてしまったので、主治医や放射線医からは、抗がん剤をもう少し続けるか、副作用が強いのならpaclitaxelのみの週をやめて隔週で抗がん剤をやるとか、放射線治療はもう少し様子をみたほうがよいのではという話がでています。
田澤先生とのお話では、一度がっちりやって区切りをきちんとつけるというための放射線治療だったのですが、今の状態で再度ご意見を伺いたいです。
 
画像上消えたので、副作用が耐えられるくらいまで(あと3クールくらい?)抗がん剤を続けて、様子をみたほうがよいのでしょうか?
画像上消えてもがんはまだ残っていると考えて3クールで区切ってやはり放射線治療を進めた方がよいでしょうか?
胸骨体の病変はまだどうなのかわかりませんが、局所治療だと思って抗がん剤治療していたので、少し残念な結果でした。
でもあきらめずに頑張って治療していこうと思っています。
 
何卒よろしくお願い致します。
 

田澤先生から 【回答4】

こんにちは。田澤です。
 
「両首筋のズキズキした痛みや耳の奥の痛みは、鎖骨上リンパ節手術の後遺症や抗がん剤の影響、または、もしかしたら首にリンパ節転移してしまったとか関係があるのでしょうか?」
⇒リンパ節転移は(あったとしても)症状はありません。
 手術か副作用でしょう。
 
「画像上消えたので、副作用が耐えられるくらいまで(あと3クールくらい?)抗がん剤を続けて、様子をみたほうがよいのでしょうか?画像上消えてもがんはまだ残っていると考えて3クールで区切ってやはり放射線治療を進めた方がよいでしょうか?」
⇒質問者次第です。
 私が「区切り」と言ったのは、「抗癌剤はいつまでも継続できない(現実的には)ので、その際には(区切りとして)「放射線」と言ったのです。
 質問者が「あと3クールできる(モチベーションがある)」のなら、それをやってから「照射」でいいと思います。
 
 

 

質問者様から 【質問5 】

再発について
性別:女性
年齢:53歳
田澤先生
いつも大変お世話になります。
 
再度質問をさせていただきます。
その後の経過と今後の治療についてです。
抗がん剤治療bevacizumab +paclitaxelをおこなって、右胸骨傍リンパ節の転移は画像上消えてしまったのですが、頑張ってもう3クールbevacizumab +paclitaxelをやりました。
放射線かけるにしても体力がもどるまで休薬中でしたが、先日PETをとったら、肝臓の外側区域の転移があり、上縦隔リンパ節、右鎖骨上リンパ節、右胸骨傍リンパ節(消えたところとは別のリンパ節?)に転移が見つかってしまいました。
今まで局所だと思って治療してきましたが、遠隔転移ということですね。
 
質問です
bevacizumab +paclitaxelは最初の右胸骨傍リンパ節には効いたのかもしれませんが、その他のものは効いていなかったということでしょうか?
抗がん剤を始めてから3クール終わった時のPETでは映っていませんでした。
その後3クール抗がん剤をやっていたのに、こんなに急にたくさん
出てくるものなのでしょうか?がんの進行が早いという事ですか?
今後、リンパ節の放射線治療はもうできないということでしょうか?
肝臓は胸骨の裏側?外側領域に1カ所で単発です。
肝臓は腹腔鏡で切除やトモセラピーやラジオ波とかはできないでしょうか?私はできれば放射線治療などをしてから抗がん剤などをやりたいのですが。
 
私の場合、ホルモン陽性かHER2陽性かトリネガかどれが転移しているかわからないので、主治医は肝生検して組織系をみてから抗がん剤治療を考えた方がよいと言われました。
肝生検するとまわりの肝臓にがんが
散らばってしまうのではと心配です。
 
肝生検するのなら、腹腔鏡で切除とかはできないかと思うのですが、難しいでしょうか?
田澤先生はどのように治療を進めていったらよいと思われますか?
肝生検をやらずにまず、ホルモン剤やハーセプチンをやってみて様子をみるのはどう思われますか?
また抗がん剤をやるなら何から使用していったらよいでしようか?
 
何卒よろしくお願い致します。
 

田澤先生から 【回答5】

こんにちは。田澤です。
 
「bevacizumab +paclitaxelは最初の右胸骨傍リンパ節には効いたのかもしれませんが、その他のものは効いていなかったということでしょうか?」
→それらの病変に「最初から効果がなかった」かもしれませんし、「一度は効いていたけど、(徐々に)効果が弱くなった」のかもしれません。
 ♯通常、起源が同じである以上、「効くときには全部に効く」し「効かないなら全部に効かない」のが一般的です。
 
「今後、リンパ節の放射線治療はもうできないということでしょうか?」
→今まで照射していない部位であれば、できます。
 
「肝臓は腹腔鏡で切除やトモセラピーやラジオ波とかはできないでしょうか?私はできれば放射線治療などをしてから抗がん剤などをやりたいのですが。」
→手術は(現時点では)現実的ではありません。
 照射(トモセラピー)してから抗がん剤の変更(eriblin)でいいと思います。

 
 

 

質問者様から 【質問6 再発について】

性別:女性
年齢:54歳
病名:
症状:

田澤先生
いつも大変お世話になっております
再度質問させて頂きます

前回鎖骨上リンパ節転移と上縦隔リンパ節転移と右胸骨傍リンパ節転移、肝臓転移が見つかってから、7月に肝臓転移をラジオ波で焼いて、8月から抗がん剤ハラヴェン+ハーセプチンを投与していました。

その後CT検査してリンパ節の放射線する予定でした。

抗がん剤が効いているかどうかのCT検査の結果、リンパ節転移3か所は不変で転移の有無はわかりませんでしたが、今度は胸膜に転移疑いを指摘されました。

CT上では、右第二肋間レベル前胸膜4ミリと右上中葉間胸膜6ミリ以下の2カ所です。

ただ胸膜は播種だから二カ所とは言えないと主治医から言われました。

最近、右前胸部から首にかけて痛みがあります。

抗がん剤治療してから放射線をかけたいと思っていたのですが、検査するとすぐに新たな転移が見つかってしまうので、放射線治療のタイミングができずに今まで抗がん剤を続けていました。

ハラヴェン+ハーセプチンは白血球減少等の副作用で延期になったり、ハラヴェンを80%に減量したりしていてまともに投与したのは2クールくらいです。

主治医はまだしばらく変更しないと言っています。

私もあまり変更してばかりだと、使える抗がん剤が無くなりそうで心配ですが、効いていないのではと不安です。

昨年bevacizumab +paclitaxelを始めた時、腫瘍マーカーはCEAは1.5 CA15-3 は9.8で終了時はCEAは3.1 CA15-3は12.8
ハラヴェン+ハーセプチンやり始めてからも上がり続けてCEAは4.8 CA15-3は14.7です。

正常値内ですが、徐々に上がってきています。

質問です。

?リンパ節転移はCT上では大きさは不変だったので、ハラヴェン+ハーセプチンは今後も続けていくべきでしょうか?
それとも新たに転移が見つかったという事で、すぐに抗がん剤を変更した方が良いでしょうか?
もし変更するなら、次は何を使っていったらよいでしょうか?

?前回9クール使ったbevacizumab +paclitaxelは中止したすぐ後にリンパ節転移と肝転移が見つかったので、再び投与しても効果はないでしょうか?

?抗がん剤を続けても、すぐに新しい転移が見つかってしまっている状況です。

抗がん剤で押さえられていないのか、進行が早いのでしょうか?
腫瘍マーカーは正常値内でもがんは進行しているという事でしょうか?

?今CT上でみえるのは胸膜の2カ所です。

胸膜は放射線はかけられないのでしょうか?
胸膜にできると前胸部から首までの全体の痛みが起こるものでしょうか。

何卒よろしくお願い致します。

 

田澤先生から 【回答6】

こんにちは。田澤です。

「主治医はまだしばらく変更しない」
→そもそも、何故「pertuzumab」を併用していないのですか?

 担当医お得意の(失礼!)「後にとっておく」というやつですか?(私には、その発想が解りません)
 癌の再発とは「全く無かった癌細胞が(文字通り)誕生する」わけではないのです。 それまで「潜んでいた(画像上、可視化されないだけ)癌細胞」が(可視化するまで)増殖することなのです。

 つまり担当医のいう「取っておく」というのは、(癌細胞が)「(わざわざ)大きく育つまで待ってから戦う」という発想といえます。
 
 古事にありますが…
 平清盛の最大の失敗は「頼朝を島流しにした(殺害しなかった)こと」だと言われます。(立派に成長した頼朝に平家は滅ぼされることとなるのです)
 「池禅尼が幼い子供に哀れをかける」ことは、心情的に理解できますが「小さい癌細胞に哀れをかける」となると…

「?リンパ節転移はCT上では大きさは不変だったので、ハラヴェン+ハーセプチンは今後も続けていくべきでしょうか?」「それとも新たに転移が見つかったという事で、すぐに抗がん剤を変更した方が良いでしょうか?」
「もし変更するなら、次は何を使っていったらよいでしょうか?」

→まずは、そのままpertuzumabを追加してはどうでしょう。

「?前回9クール使ったbevacizumab +paclitaxelは中止したすぐ後にリンパ節転移と肝転移が見つかったので、再び投与しても効果はないでしょうか?」
→「中止した後」に進行したのであれば、効果がある可能性はありそうです。

「?今CT上でみえるのは胸膜の2カ所」「胸膜は放射線はかけられないのでしょうか?」
→トモセラピーだと肺転移そのものに照射できるのだから、当然できるでしょう。
(放射線科医と相談しましょう)

 ただ本当に転移なのか?
 肺には結節ができやすいので、その程度の大きさだと「明らかとは言えない」と思います。

「胸膜にできると前胸部から首までの全体の痛みが起こるものでしょうか。」
→無関係。

 
 

 

質問者様から 【質問7 再発について】

性別:女性
年齢:54歳
病名:
症状:

田澤先生
いつも大変お世話になります。

その後の経過と今後の治療についての質問をさせていただきます。

前回 田澤先生からハーセプチンとハラヴェンにpertuzumabを併用とアドバイスをいただいたのですが、主治医からは、ハーセプチン+ハラヴェン+pertuzumabは臨床試験中なのでpertuzumabは追加できないと言われてしまいました。

ハーセプチン+ハラヴェンを続けていて、そうこうしているうちに、胸骨傍リンパ節
 
鎖骨上リンパ節 肺と肝臓の間の多分胸膜の辺りが再発してきてしまったので、サーバーナイフで治療しました。

しかし、今月、腫瘍マーカーがさらに上がってしまったので、(CEA 4.8→13.6
CA15-3
14.7→32.3)
PETを撮ったところ、胸膜に播種が数カ所見つかりました。
前胸部や右脇など散らばっていました。
胸水もほんの少し溜まっていました。
痛みもすこしあります。

結局、薬剤変更した方がよいと言われています。

質問です。

主治医は、TS-1、ハーセプチン+ゲムシタピン、ハーセプチン+ナベルビン、アベマシクリブ+フルベストラント、再度ハーセプチン+pertuzumab+paclitaxel、再度bevacizumab+ paclitaxelなど提示されました。

主治医の考えは、今まで抗がん剤を使用してきたので、一度ホルモン療法を試す価値もあると、新薬のアベマシクリブ+フルベストラントはどうかと言われました。

臨床試験ではアベマシクリブ+フルベストラントはOSの延長はみられないが、PFSの延長がみられ、良いお薬だと伺いました。
しかし、OSの延長がみられない理由は、薬剤耐性ができたときに、次に使用する他の阻害剤の効果がでにくくなるという意見があるのを
見たので、使用するのが少し不安です。

再発した時のホルモンは陰性でしたし、ホルモン治療は結果が出るのに時間もかかるような事を聞いたので、やはり抗がん剤をやめてホルモン療法に切り替えるのも不安です。

先生は何を選択すべきだと思いますか?
何卒よろしくお願い致します。

 

田澤先生から 【回答7】

こんにちは。田澤です。

「先生は何を選択すべきだと思いますか?」
→pertuzumab+trastuzumabと組み合わせる抗がん剤がいいでしょう。

 Docetaxelやeriblinは(これらと)併用していますか?
 カドサイラは?(この場合はpertuzumabとの併用ですが)





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