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胸骨近くの肋骨付近の痛み

[管理番号:5892]
性別:女性
年齢:47歳
はじめまして。
いつも乳がんプラザで勉強させていただいております。
よろしくお願い致します。
検診のエコーで要精密検査となり、総合病院の乳腺科での針生検で右胸乳がんと診断されました。
エコーのしこりは6mmです。
術前にも関わらず「予防的な全摘手術も考慮すると術式が変わる可能性があるから」と不要な遺伝子検査を何度も強く勧められたり、この大きさで骨シンチやCTをされたり、癌とは判明しているもののそれ以上詳しい病理検査をしていなく、浸潤癌か非浸潤癌かすら説明もないなど、診察内容に不信感が募ったため転院することを決め、現在新しい病院の診察待ちとなります。
田澤先生にお聞きしたいのですが、
先日からエコーのしこりではない部分、右胸胸骨近くの肋骨付近に鈍痛を感じております。
たまにピキーッと骨が痛むような感じです。
押しても痛いです。
先日は就寝中にも痛みに気づき起きてしまいました。
1ヶ月前にした針生検の影響が今頃になって?生理中から痛くなったのでホルモンバランスが影響?
いきなりの胸骨リンパ節への転移は珍しいとは書かれていましたが、もしかしてリンパ転移や想定より癌が広がっているのではないか?
 検査結果では一応転移はないとは言われておりますが、新しい病院での診察は来月中旬頃になることもあり少し不安にかられております。
このようなケースではどのような要因が考えられますでしょうか?
【時系列】
11月下旬→検診で要精密検査、病院乳腺科でエコー、マンモ、針生検。
右胸上外側に乳がん(エコーで6mm)診断。
12月上旬~下旬→骨シンチ、CT、MRI。
検査結果では転移
はなし、おそらく温存手術とのこと。
12月24日から→胸骨近くの肋骨付近の痛み(乳頭上部から内側に入ったあたり)胸骨リンパ節あたり?
お忙しいところ大変申し訳ございませんが田澤先生の見解を聞かせていただけると幸いです。
以上、何卒よろしくお願いいたします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「予防的な全摘手術も考慮すると術式が変わる可能性があるから」と不要な遺伝子検査を何度も強く勧められたり、この大きさで骨シンチやCTをされたり」
⇒当然の疑問(憤り)です。
 自分の頭で考えて診療しているのか?
 (不要な)遺伝子検査のデータを集めようとしたり、(全乳癌患者に)CTや骨シンチを強制したりするのは、首都圏にある有名大学病院のような酷い診療と(私には)思えます。
「先日からエコーのしこりではない部分、右胸胸骨近くの肋骨付近に鈍痛」「ピキーッと骨が痛むような感じ」
⇒まず、これらの「痛みを病変や転移と結び付ける」こと自体が誤りです。
 (質問者が心配しているような)胸骨傍リンパ節転移があると、その部分(リンパ節)が痛むと思っているのですか??(1000%リンパ節転移が痛みの原因となることはありません)
「このようなケースではどのような要因が考えられますでしょうか?」
⇒これは明らかに(年齢から考えて、卵巣がもともと機能低下してきている筈ですが)そこに(乳癌と告知されたことによる)ストレスが作用して、ますます不安定となりホルモンによる刺激症状が起きている
 上記で説明がつきますし、(逆にいうと)そんな病気は無い(リンパ節が転移したり、病変が拡がって痛みを起こす事は絶対にありません)ので心配することはありません。