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浸潤系7.4cm ルミナールA

[管理番号:13038]
性別:女性
年齢:52歳
病名:
症状:
投稿日:2025年09月03日

はじめまして。たくさんのQ&A参考にさせて頂いております。

生検、エコーでは3cm強と言われていましたが、
MRI上での所見では、長径33mmのものを最大として74mmx53mmと、広範です。C区域を主体に乳頭直下まで右腋窩リンパ節転移の疑い。

PETでは、異常集積が4.5cmに渡って分布、病変の広がりは5cmを超えます。多発病巣の可能性。
と出ました。

ER 8 PgR 8 HER2 1+
Ki67 10% ルミナールA

AC 4回、パクリタキセ12回の後の手術、そしてホルモン療法

または、ホルモン療法をまずして、パクリタキセル、AC4回、のち手術
とどの順がより効率的、効果的でしょうか?

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

何故、手術先行の提案がないのか?
大変疑問です。
「多発」であれば「術前抗がん剤をして小さくなったとしても」全摘一択となり、「小さくして温存するため」という理由にもなりません。

リンパ節転移があるから「術前抗がん剤をして、(その術者が)楽に手術をするため」という目的の術前抗がん剤は全くお勧めしません。

それよりも「抗がん剤が必ず効く(ハズ)」というわけではないので、「効かなかった時に手術不能に追い込まれるリスク」についても改めて考えるべきです。
◎わたしであれば「手術先行」一択ですね。
ご参考に。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/9/18
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質問者様から 【質問2】

浸潤系7.4cm ルミナールA
性別:女性
年齢:53歳
病名:
症状:
投稿日:2025年10月15日

10月3日に再質問させていただきましたが、採番が見当たらず、投稿させてください。

ルミナールaの浸潤系7.4cm、リンパ節転移4箇所。

3点ほどお伺いさせてください。

・9/(中旬)よりdd AC始まり、
9/(下旬)の3回目の前に、エコーを取りましたら腫瘍が8ミリ程度小さくなっていたようで、
手術先行でなく、この後 ACとパクリタキセル12回という流れになりそうです。ルミナールaですが、こちらの流れでよろしいでしょうか?

・乳がん発覚当初の生検の病理診断では、
Eカドヘンリンを伴う乳管癌とでておりますが、しこりもなく、浸潤系も大きめなので、小葉癌なのではないかと心配しておりますが、そのような可能性はございますでしょうか?

また、PET CTでは遠隔転移は無しと出ましたが、
胃や大腸、卵巣への転移などを初期に発見したい場合は、内視鏡やエコーを専門の病院で調べるべきでしょうか?

たくさんの質問にいつもお答えありがとうございます。

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

リンパ節転移があったり腫瘍が大きいと「腋窩郭清や(腫瘍の大きな)乳房全摘が自分の手術手技の手に余る」という理由で術前抗がん剤を勧めるようでは本物の外科医とは言えません(私は認めません)

術前抗がん剤する理由がありません。
手術先行しましょう。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/10/31
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