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母親の両側乳がんと遺伝について

[管理番号:12696]
性別:女性
年齢:60
病名:
症状:
投稿日:2025年05月07日

初めて質問させていただきます。
母60歳の乳がんが遺伝性かどうか不安になり質問させていただきました。
経緯としては娘の私(30)が授乳中にしこり(検査して乳瘤)をみつけ色々調べていくなかで母が遺伝性の可能性があるのでは?と疑問に思い大学病院に相談しまずは乳がんに罹患した母が遺伝子検査することになりました。
遺伝カウンセリングは今月受け、来月採血予定です。

母は14年前の44歳の時両側乳がん(ルミナールA)になりました。
母の父方の叔母が72歳で乳がん(サブタイプ不明)73歳で亡くなっています。また母の父方の従兄弟が40歳頃卵巣がんにかかっています。
母と従兄弟叔母は今もとても元気です。

カウンセリングをした際、医師から44歳という年齢、両側ということだけでも今の時代なら強く遺伝検査勧められると話がありました。
もしbrcaが陰性だったとしても他の遺伝子の可能性も否定できないと話があり、私娘(30)も自身について怖くなっています。
母がbrca陽性だった場合、私自身も遺伝子検査し陽性だった場合は自費ですが今後の出産と授乳を終えた後リスク低減手術rrsとrrsoをしようと思っています。
過去の投稿で田澤先生はまだ乳がんになっていない場合、rrsは弱く推奨とおしゃっていましたが今も変わりないでしょうか。

まだ1歳になったばかりの息子がおり死ねないと思い私自身もできることはしたいと思っています。

質問としては、
①遺伝性の可能性があるか
②確率としてはどれくらいでしょうか
③まだ乳がんになってない場合のrrsについて
④rrsoはした方がいいか
⑤hbocの異変がわかってもガイドラインに沿って健診または手術すれば予後も元気に他の人たちと同じく長生きできますか?
⑥私はまだ2人目、あわよくば3人目が欲しいと思っています。もしhboc陽性だった場合の妊活中の際の健診はどのようにすればいいでしょうか?6ヶ月なら1回のエコーでいいでしょうか?
⑦2人目も完母で育てたいと思っていますが授乳期間が長ければ長いほど乳がんは予防できますか?(hbocでも)

色々長くなりすみません
よろしくお願いします

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

最近はあまりにも遺伝性乳癌ありきで話が進んでいることにかなりの違和感を感じます。
実際のBRACA陽性率は低く、乳癌がこれほど増えている中で「家族歴」は殆ど意味が無くなっています。

私が唯一注目するのが「卵巣癌」ですが、家族歴に卵巣癌がある=BRACA陽性というほどでもありません。
質問者の家族歴に卵巣癌(母の父型の従妹となると、ちょっと遠いようにも思えますが)があるので無論調べるのはいいでしょう。

ただその結果を予想しても何ら無意味。
質問はその結果を陽性だとしてのものなので回答しようがありません。

それらの回答は寧ろ、「万が一陽性だった才にその遺伝子専門の医師に訊くべき」ものです。
結果をきちんと待ちましょう。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/6/3
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