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乳がん生検検査

[管理番号:12518]
性別:女性
年齢:35
病名:
症状:
投稿日:2025年02月28日

先日乳がん検診のエコーで約8㎜のしこりを指摘され、他院にて再度エコーとマンモを受けたところ、しこりが少し固そうで悪性か良性か判別がつかないため生検検査とMRIを受けました。
昨日結果を聞きに行く予定でしたが、
生検検査にて追加検査をしたいからと、結果が出るのが延期となりました。

主治医に状況を伺うと、悪性なのか、悪性になる前の段階なのかを調べるとおっしゃっていました。となると、私は良性という診断にはなる可能性は低く、どちらの診断にせよ治療が必要になるということでしょうか?生検検査でそのような悪性か悪性の前段階かの診断になることはあるのでしょうか?

MRI後に主治医に状況をお聞きした際に、MRI画像上は病変(?)は写っていないから、しこりは良性かな?と言われていたところこのような状況になり動揺しています。
不安な日々を送っており、少しでもお分かりになることがありましたら、教えていただきたいです。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

主治医に状況を伺うと、悪性なのか、悪性になる前の段階なのかを調べるとおっしゃっていました。となると、私は良性という診断にはなる可能性は低く、どちらの診断にせよ治療が必要になるということでしょうか?
⇒そうではないと思います。
 結局癌ではなく治療不要もありそうです。

生検検査でそのような悪性か悪性の前段階かの診断になることはあるのでしょうか?
⇒追加免染は、時々あります。

MRI後に主治医に状況をお聞きした際に、MRI画像上は病変(?)は写っていないから、しこりは良性かな?
⇒MRIで悪性云々は無関係です。

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/3/19
***

  

質問者様から 【質問2】

ステージ0
性別:女性
年齢:35
病名:非浸潤がん
症状:
投稿日:2025年03月21日

再度質問失礼します。
先日病院にて
ステージ0非浸潤がんとの診断が出ました。

今後の治療の勉強のために、こちらのQ&Aを拝見させていただいています。
そこで、先生はステージ0で全摘は根治とおっしゃられているのをよく拝見し、
その言葉に私も全摘で再建をしようかなと考えはじめています。

先生が受け持った患者さんで
ステージ0の方は
全摘と温存、どちらを選択する方が多いのでしょうか?(私はエコーでは1センチの腫瘤)

今回遺伝子検査をしまして、
陰性であれば、温存も少し考えたいなと
まだまだ全摘か温存かで揺れています。

あれこれ経験談など調べると不安になるので、ここのQ&Aだけでとどめているのですが、自分の気持ちがまだ定まっていないので、少しでも判断材料を頂けたらと思いました。

また、他にも質問させていただきたいのですが、
全摘しても、再発?転移?された方も見えるため、今から不安になっていますが、
術後半年に一回などの定期検診を、受ければ、まず手遅れになることはないと考えていて良いのでしょうか?

また、非浸潤がんが全摘後の病理検査の結果で浸潤していた場合、
タイプによっては抗がん剤治療を行うという解釈でよろしかったでしょうか?

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

先生が受け持った患者さんで
ステージ0の方は
全摘と温存、どちらを選択する方が多いのでしょうか?(私はエコーでは1センチの腫瘤)

⇒術式は「あくまでも拡がり」で決まるので、ステージは其の意味で無関係とも言えます。(非浸潤癌でも広範囲であれば全摘必要)

ただし、「エコーで1センチ」という画像所見であれば(ステージ0とは無関係に)温存の方が多いと思います。

全摘しても、再発?転移?された方も見えるため
⇒そういう極めて少数の例外(言い方は悪いですが、実際に確率的にはそうなります)で頭を悩ませること自体ナンセンスですよ。

術後半年に一回などの定期検診を、受ければ、まず手遅れになることはないと考えていて良いのでしょうか?
⇒その通りdせう。

また、非浸潤がんが全摘後の病理検査の結果で浸潤していた場合、
タイプによっては抗がん剤治療を行うという解釈でよろしかったでしょうか?

⇒浸潤部分が5mm以上がまずは大原則ですが、そうであればサブタイプに応じた全身療法となります。

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/4/7
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質問者様から 【質問3】

非浸潤癌
性別:女性
年齢:35
病名:
症状:
投稿日:2025年04月09日

何度も質問失礼します。

こちらで非浸潤癌の場合は癌のタイプなどは調べる必要がないとよくおっしゃっているのを拝見します。
素朴な疑問として、
非浸潤癌の場合、タイプや進行速度?などを調べる必要がない理由はなぜなのでしょうか?
診断を受けて、私のがん細胞が進行の早いタイプで、今は非浸潤だとしても手術までの1.2ヶ月先に進行して浸潤してしまったら‥と考えてしまう方は少なからず私以外もいるのでは?と思ってしまいます。
非浸潤癌である=進行は緩やかということなのでしょうか?
浸潤していたら、治療方法を決定する上で、タイプを調べる必要があるのは理解しています。
ただ進行スピードだけでも調べはしないのかな?と疑問でした。
教えていただけたら幸いです。

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。

非浸潤癌の場合、タイプや進行速度?などを調べる必要がない理由はなぜなのでしょうか?
⇒無論、薬物療法の必要がないので(少なくとも私は絶対にやりません)、「そもそも薬物療法の為に行う」サブタイプは全く無駄だからです。
♯非浸潤癌には(そもそも)HER2やKi67は適応外です。

ただ進行スピードだけでも調べはしないのかな?と疑問
⇒サブタイプは「治療法と関連」しますが「スピードとは無関係」です。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/4/28
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