[管理番号:12420]
性別:女性
年齢:48
病名:乳がん
症状:局所再発を繰り返しているので、胸のひきつれ、不快感がひどいのをなんとかしたい
投稿日:2025年01月21日
現在海外で初発から治療を受けている者です。
??2019年12月(上旬)日に初発の乳がん
左胸部分切除(シコリの大きさ3.8センチ、リンパ転移なし、HER2-、ER+、グレード2、浸潤性入管癌)。
その後、コロナ禍になり、ロックダウンの為、ようやく
??2020年4月 放射線治療
照射回数を15回から強度を高めて5回となり、ホルモン治療(タモキシフェン)服用開始。
その後、すぐに自身でしこりに気がつき乳腺外科に連絡するもコロナ禍真っ最中の為、
病院スタッフもいなくて検査してもらえず、ようやく病院が稼働し始めた
??2021年1月 一年検診で左胸に再発の診断。
??2021年2月(中旬)日に全摘手術(シコリの大きさ7センチ、HER2-、ER8)、
??2021年3月(上旬)日 リンパに転移が確認されたので郭清手術。
??2021年4月下旬よりAC療法4回、ドセタキセル4回
??2021年9月(下旬)日 ラストケモ
??2021年9月から月1ゾラデックス、エキセメスタン服用開始
??2022年3月 ゾレドロニック酸/ゾレドロン酸(骨注射)半年に1回3年間開始
??2023年4月 全摘した左胸の内側にしこりができ、激痛。
乳腺外科受診、針生検で出血止まらず。
??2023年4月(下旬)日 乳がん再発2回目の告知
??2023年5月(上旬)日 日帰り手術 左胸胸壁にできたしこり除去。
シコリの大きさ38ミリ、非浸潤がん、転移なし。
??2024年3月(中旬)日 左胸脇にしこり(1.8cm)ができ、乳がん再発3回目手術
??2024年9月 ラストゾメタ
??2024年9月(中旬)日 左胸と脇 しこり3つ(1cm以下)乳がん局所再発4度目の手術
追加の抗がん剤なし、ホルモン剤の変更なし
すでにガイドラインからも外れている治療だと思うので、局所で留まっているなら手術して除去すればというのは理解できるが、あまりにも再発を繰り返しているので、
左胸の皮膚はひきつれて、肋の上に皮膚があるだけの状態。
甲状腺に1cm以下のしこりはあるものの、多臓器への転移ではないから
このまま抗がん剤なしで、ホルモン療法の継続だけでいいのか不安もあります。
かといって、副作用の多い、抗がん剤をやって効く保証もないのであれば、
現状維持という考えで、またしこりができたら除去の繰り返しでやっていくしかないのでしょうか?
また、この皮膚のひきつれ、不快感は一生付き合ってくしかないのか、
再建手術などをしたら、変わるものなのでしょうか?
気を紛らわしたりもしていますが、それ以外は不快で運動はしていますが姿勢もぎこちなくなっています。
これだけの情報では、判断は難しいかと思いますが、田澤先生でも同じ判断を下すのか教えていただきたく、質問させていただきました。
回答よろしくお願いいたします。
今度は、日本に帰って治療を継続する予定です。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
通常は考えにくい局所再発の繰り返しですが、「初回手術の精度がその後を左右した」ように感じます(あくまでも感想ですが…)
かといって、副作用の多い、抗がん剤をやって効く保証もないのであれば、
現状維持という考えで、またしこりができたら除去の繰り返しでやっていくしかないのでしょうか?
⇒無論、遠隔転移がない+抗癌剤の既往(anthracycline+taxane)もあるので、それが「一番妥当」だとは思います。
ただし、私が気になるのはその「局所ではあるが」再発のサイクルが短いことです。
そのサイクルを断ち切る可能性として抗癌剤はアリだと思います。
第1選択はbevacizumab+paclitaxel 3cycle~(可能なら)6 cycle
根拠は必ずしもありませんが、これが「game changer」となる可能性は十分にあります。
また、この皮膚のひきつれ、不快感は一生付き合ってくしかないのか、再建手術などをしたら、変わるものなのでしょうか?
⇒一度形成外科医と相談してもいいのでは?
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(回答が公開されてから2週間後)
2025/2/6
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