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診断

[管理番号:12418]
性別:女性
年齢:53
病名:浸潤性小葉癌
症状:
投稿日:2025年01月21日

昨年秋健康診断にひっかかり針生検の結果乳がんと診断されました。
その後オペの出来る病院を紹介してもらい検査した結果浸潤性乳管癌と診断されました。
ER.pgプラスher2マイナス、mib-1, 4.8%腫瘍の大きさ8ミリとのことで部分切除の年末に手術をしました。年明け病理結果がでて浸潤性小葉癌で、大きさも1.3センチだったと。断端は陰性だか片方かなり近いところまで癌があった。
リンパは陰性、リンパ管侵襲も陰性、エストロゲン、プロゲステロンは陽性、HER2.陰性、今後治療はホルモン療法、放射線治療。取った標本に異形型乳管形成が認められた。
色々言われてついていけなくなりましたが小葉癌についてあまりよくわからない部分があり質問させていただきたくここに書かせていただきました。まずは小葉癌は病理にだすまでわからないものなのか?
断端陰性だがかなり近いためboost照射をすすめられました。勿論患者さんが再度部分切除をするときめたらやります。とはいわれました。
ただ局所麻酔では無理だといわれました。どちらがいいか悩んでいます。
もう一つ放射線の回数です。16回、25回えらんでくだぁw)EURウいといわれました。どちらもかわらないと。ただ小葉癌の場合は25回きちんとやったほうがいいと言う人もいます。どのように考えたらいいのでしょうか?
現在手術が部分切除で本当によかったのかとおもっています。早期に見つけてもらった分きちんと治療していきたいと思っていた分色々かんがえてしまいます。
基本乳管癌と変わらない治療で問題ないようですので今後気をつける点もおしえていただけたらとおもっております。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

小葉癌は病理にだすまでわからないものなのか?
⇒これは昔から言われていることです。
浸潤性乳管癌である「schirrhous type」と鑑別が困難で(時に)その鑑別のためにE-cadherin追加免疫染色を要することもあります。
なので(実は、それほど少なくは無い)小葉癌が「特殊型」として少ないとされていましたが、実際は結構多いのです。(決して珍しいタイプではありません)

断端陰性だがかなり近いためboost照射をすすめられました。勿論患者さんが再度部分切除をするときめたらやります。とはいわれました。ただ局所麻酔では無理だといわれました。どちらがいいか悩んでいます。もう一つ放射線の回数です。16回、25回えらんでくだぁw)EURウいといわれました。どちらもかわらないと。ただ小葉癌の場合は25回きちんとやったほうがいいと言う人もいます。どのように考えたらいいのでしょうか?
⇒分けて考えましょう。

断端が気になるなら追加切除を選択
照射回数は16回でいいのでは?(当院では「そもそも」16回一択です)

基本乳管癌と変わらない治療で問題ないようですので今後気をつける点もおしえていただけたらとおもっております。
⇒特にありません。(普通です)

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/2/6
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