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晩期再発改め根治について

[管理番号:12410]
性別:女性
年齢:56
病名:乳がん
症状:
投稿日:2025年01月19日

乳がん術後6年経過しました。

2018年8月 手術(全摘再建)
腫瘍径2センチ、センチネルリンパ節生検で微小転移3個あり(追加郭清せず)
ホルモン陽性(2つとも数値は高かった)
ルミナルA ki値 11 Rs値 6 で抗がん剤は受けていません。
タモキシフェン服用し、6年目です。
5年経過したので服用をやめても問題ないのかなと思いますが、増殖のスピードはゆっくり、おとなしいタイプで再発するとしたら時間がかなり経過してからになると言われやめられずにいます。
副作用はありませんが、タモキシフェン服用による骨密度の低下等が心配です。

他の癌は5年無再発なら根治と考えられるようですが、乳がんはやはり晩期再発が多いでしょうか。
先日、英国のキャサリン妃が1年経過し寛解したとされる報道を目にしましたが
どれくらい無再発でいられたら根治したと考えてよいのでしょうか。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

ほかのがんは5年無再発なら根治と考えられるようですが、乳がんはやはり晩期再発が多いでしょうか。
⇒単純に…

例えば膵癌のように激しく増殖するタイプであれば、「2年間再発しなければ」もう大丈夫と言えるでしょう。(私の消化器外科の知識は20年以上遡りますが、当時はそんな認識でした。同様に胃癌も5年で根治でした)

乳癌のような大人しい癌は「5年以かけて、ようやく可視化」のようなケースがあるのです。
ただ、無論5年すると再発率はかなり下がり10年経つと「相当」珍しい部類となります。★

どれくらい無再発でいられたら根治したと考えてよいのでしょうか。
⇒上記★のように…
15年では殆ど大丈夫ですが、「根治した」とするのは20年でしょう。

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(回答が公開されてから2週間後)
2025/2/5
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