[管理番号:12364]
性別:女性
年齢:50歳
病名:浸潤乳がん
症状:
投稿日:2025年01月07日
こんにちは。
去年の3月に健康診断でしこりがみつかり、針生検などを行いましたがグレー判定で年一度の健康診断で問題ないと言われましたが不安だったので紹介状を作成してもらい、会社近くの病院で切除生検を依頼しました。
転院先も画像を見て良性だろうから切除は体に負担がかかるのでマンモトームで陰性の結果がでるからそれにしましょうとの事で、10月(上旬)日にマンモトームを行ったところやはりグレーでした。
病理の先生のコメントで非浸潤がんを疑うので、厳重な経過観察ないし部分切除生検で全体像の確認を検討お願いしますとの事で11月(下旬)日に悪性腫瘍の部分切除を行いました。
術前のCT造影検査で乳管内で広がっているのが確認取れたので切除して非浸潤がんだったら全摘と言われていたのですが
昨日結果を聞きに行ったところ、
手術法 右 (35×30×20mm)
占拠部分 CD
大きさ 9×6×4mm
乳管内進展 含む腫瘍全体 16×14×9mm
断端 陽性※
リンパ節 提出なし
コメント欄に浸潤癌は断端陰性ですが、非浸潤癌が断端の1mm範囲に露出しています。
っと書かれていました。
結果を聞きに行った際、事実上全部取り切れているので放射線21回後にホルモン治療をすると言われました。
そこで質問ですが、本来非浸潤癌の疑いで切除しCTでその先まで影が映っているから断端で残っていたら全摘と言ってたのに浸潤癌だと非浸潤の断端が残っていてもそのままでいいのでしょうか。
非浸潤の断端は1mmでしたが、CT画像では一度途切れたような形からその先の乳管が白くなっていたのでどのくらい残っているかが不明なので放射線治療で非浸潤が消えるという認識で宜しいのでしょうか。
私は、非浸潤のうちに全摘でもいいので取り除いてしまいたいのですが、事実上取り切れていると言われてしまってCT画像の質問もできませんでした。CT画像の白い影は非浸潤では無い可能性もあるのでしょうか。
よろしくお願いいたします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
まずメールを読んで…
去年の3月から「グレー」「グレー」と、確定診断がいつまでもつかずに「無駄な経過観察」ばかりの、その診療に(質問者には)大変同情します。
本来なら初回で100%確定診断をつけて「きちんと」診療されるべきものです。
大変残念な診療が横行していることに、今年早々とっても「げんなり」させられます。(質問者には無論罪は全くありません。それどころか「一旦問題無し」と言われたところを「ここまで」漕ぎつけたのはご本人のファインプレーと言えます)
そこで質問ですが、本来非浸潤癌の疑いで切除しCTでその先まで影が映っているから断端で残っていたら全摘と言ってたのに
浸潤癌だと非浸潤の断端が残っていてもそのままでいいのでしょうか。
非浸潤の断端は1mmでしたが、CT画像では一度途切れたような形からその先の乳管が白くなっていたのでどのくらい残っているかが不明なので放射線治療で非浸潤が消えるという認識で宜しいのでしょうか。
私は、非浸潤のうちに全摘でもいいので取り除いてしまいたいのですが、事実上取り切れていると言われてしまってCT画像の質問もできませんでした。CT画像の白い影は非浸潤では無い可能性もあるのでしょうか。
⇒断端陽性は局所再発(乳房内再発)の「強いリスク因子」です。
切除「全摘もしくは、断端方向の追加部分切除」を勧めます。
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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
(回答が公開されてから2週間後)
2025/1/22
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