[管理番号:12247]
性別:女性
年齢:52
病名:乳がん
症状:
投稿日:2024年11月18日
いつもこちらのサイトを読んでいます。
教えて頂きたいのですが、12年前に定期健診の開業医にて、怪しいから、と国立大学病院に紹介されました。大学病院の先生は、自らエコーで非常に丁寧に見た後、ただの嚢胞なので問題無し、経過観察も不要とのことでしたが、私が半年後に見て欲しいと伝え、半年後もやはり変わり無し、1年後も変わり無しでした。エコーでも、明らかに嚢胞なので、マンモとエコーのみでした。
それから引っ越しが多いので、この10年間に、定期検診は、同じところに行くことがなく、約10箇所で定期検診を受けたことになります。その間、わざわざ嚢胞と言われた箇所を、伝えエコーで見てもらったこともありましたが、問題なしでした。
そして2年前から婦人科の開業医にて、更年期のホルモン療法をしているので、この度そこで定期検診を受けたところ、癌だと思う、とはっきり言われました。
そこからの紹介で、大学病院にて片側全摘をして、病理結果待ちです。
ルミナールでステージ0か1だろうとのことですが、手術をした先生が術前にエコーを見ながら、これを発見できるとは!と言われていました。
術前の組織診でも追加染色になりました。
私はこれまで技師の方がエコーをしたのは、5年に1回程度で、今回は技師の方が見つけてくれ、有り難いと思っています。
ではこの12年間は、癌を抱えていて、10人以上の先生方が見でも分からなかった。いくら大人しいがんとは言え(組織診で、ステージ0 核グレード1)、それほどステージが進んでいない、ということがあるのでしょうか。
12年前から既に癌だったのに、あまりにも異型が少いということなのでしょうか。12年前の開業医以外、引っかかりもしなかった為、針を刺して調べたことはありません。
嚢胞の中にあったのか、嚢胞の裏にでもあったのか、最初から嚢胞ではなかったのか、不思議な気持ちです。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
12年前から既に癌だったのに、あまりにも異型が少いということなのでしょうか。
12年前の開業医以外、引っかかりもしなかった為、針を刺して調べたことはありません。
嚢胞の中にあったのか、嚢胞の裏にでもあったのか、最初から嚢胞ではなかったのか、不思議な気持ちです。
⇒無論、(実際にはその近傍に新たに出現した「別のもの」ではなく)同じものだと仮定しての話ですが…
可能性があるのは「嚢胞内」癌でしょう。
これは嚢胞とは全くの別物で有り(嚢胞は「正常」乳管が詰まって結果としてダムのように「液体が貯留しているだけ」)乳管内に腫瘍が出来て、その腫瘍が乳管を閉塞して(結果として)液体が貯留したため「嚢胞内に腫瘍があるように見える」ものです。
その経過を併せて考えると…
10年前にも乳管内に腫瘍があり、それが乳管を閉塞させたことで液体が貯まっているが(その腫瘍部分が小さいため)「腫瘍部分が認識されずに液体のみ認識されていた」⇒腫瘍が大きくなってきて「嚢胞内に腫瘍の存在が認識できた」のが今のタイミング
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(回答が公開されてから2週間後)
2024/12/3
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