[管理番号:12173]
性別:女性
年齢:44
病名:浸潤性小葉癌
症状:
投稿日:2024年10月23日
HER2陽性、ホルモン受容アリの場合でグレード1
浸潤部は2箇所でそれぞれ5ミリくらい
この場合、抗がん剤は効くのでしょうか?
また、浸潤が複数ある場合は全て合計したものが浸潤径(今回の場合は1センチくらい)となるのでしょうか?
先生はハーセプチン単独はありえないということですが、○○がんセンターの研究では効果があるという記事も拝見していますがこれとの関連についてはいかがでしょうか?
浸潤性小葉癌は、見つけにくく、あるクリニックのHPをみると予後があまりよくないとのことですが、通常のものよりどのくらいわるいのでしょうか?転移も見つけにくいのでしょうか?
田澤先生からの回答
こんにちは。 田澤です。
HER2陽性、ホルモン受容アリの場合でグレード1
浸潤部は2箇所でそれぞれ5ミリくらい
この場合、抗がん剤は効くのでしょうか?
⇒そもそも浸潤径5mm以下は抗癌剤適応無となります。
また、浸潤が複数ある場合は全て合計したものが浸潤径(今回の場合は1センチくらい)となるのでしょうか?
⇒「全く」違います。
あくまでも「最大」浸潤径(複数あれば、より大きい方の浸潤径)となります。
先生はハーセプチン単独はありえないということですが、○○がんセンターの研究では効果があるという記事も拝見していますがこれとの関連についてはいかがでしょうか?
⇒そんな「小規模な臨床試験」でエビデンスとは言えません。
無論「trastuzumab 単独はありえない」
浸潤性小葉癌は、見つけにくく、あるクリニックのHPをみると予後があまりよくないとのことですが、通常のものよりどのくらいわるいのでしょうか?転移も見つけにくいのでしょうか?
⇒質問者は(おそらく)いろいろ調べているのでしょうけど…
そんな「あのがんセンターはああいっている」とか「あるクリニックでは小葉癌は予後が悪いといっている」のような記事を参考にするのは全くお勧めしません。
小葉癌を悪者にする必要は全くありません。
ご参考に。
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(回答が公開されてから2週間後)
2024/11/15
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