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乳がん手術への流れについて

[管理番号:12107]
性別:女性
年齢:50
病名:
症状:
投稿日:2024年10月04日

はじめまして
今までの経緯や状態等を記しますのでよろしくお願い致します

8月末に左乳がんが見つかり9月初旬よりタモキシフェン服用開始、11月~12月に手術予定

約6mm×6mmの浸潤性乳管がん(硬がん)
ホルモン受容体陽性 HER2陰性
ルミナールAタイプ
ki-67 3.7% 悪性度2
MRI上は明らかなリンパ節転移無し

先生にお伺いしたいのが

① 術前検査としては両胸MRIとエコーのみ(6月に背中痛で撮った他院のCT画像データがあるので恐らくそれは確認してくれています)

骨シンチ等行わない事がとても不安でしたが先生の過去のコラムを見て少し納得しました、ただ夏前からずっと背中や肩の痛みが続いている事もありやはり転移が頭から離れません。
自ら造影CTや骨シンチ、PETなどをお願いするのは馬鹿げているでしょうか。

② 手術予定の病院が少し遠方のため術後の放射線治療の可能性を考えると近場の病院(がん専門で昨年骨腫瘍の手術を受けました)へ紹介してもらおうかと悩んでいます。
そうする事で手術が仮に2ヵ月ほど遅れた場合の進行リスクを考えると転院は避けた方が賢明でしょうか。

③ 検診を受けたクリニックではタモキシフェンを飲む事で転移を防ぐと説明され「こんなに小さな腫瘍だから見えなくなってしまうかも」とも言われました(恐らく私を励ますためだと思います)。

手術予定の病院では薬の効き目と副作用を天秤にかけたら飲まない方を薦めるけれど、既にお守りのような気持ちになっているだろうから飲み続けても構わないとの事でした。

術前のホルモン剤での治療について先生のお考えを教えて頂きたいです。

④ 腫瘍の近くが時々チクチクしたり痛むのですが8月末の針生検が今まで影響している可能性はありますでしょうか。

長々とまとまらない内容になりましたがお返事頂けますと幸いです。
よろしくお願い致します。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

① 術前検査としては両胸MRIとエコーのみ(6月に背中痛で撮った他院のCT画像データがあるので恐らくそれは確認してくれています)

骨シンチ等行わない事がとても不安でしたが先生の過去のコラムを見て少し納得しました、ただ夏前からずっと背中や肩の痛みが続いている事もありやはり転移が頭から離れません
自ら造影CTや骨シンチ、PETなどをお願いするのは馬鹿げているでしょうか

⇒無論、「背中や肩の痛み」は更年期に向かう典型的な「ホルモン刺激症状」の可能性が「かなり高い」と思います。
それらの検査は必要とは全く思いません。

② 手術予定の病院が少し遠方のため術後の放射線治療の可能性を考えると近場の病院(がん専門で昨年骨腫瘍の手術を受けました)へ紹介してもらおうかと悩んでいます
そうする事で手術が仮に2ヵ月ほど遅れた場合の進行リスクを考えると転院は避けた方が賢明でしょうか

⇒早期ですが…
やはり延期は避けた方が無難です。

術前のホルモン剤での治療について先生のお考えを教えて頂きたいです
⇒特に「閉経前」の術前内分泌療法を行う根拠がない(エビデンスがない)ので、行う必要はありません。

④ 腫瘍の近くが時々チクチクしたり痛むのですが8月末の針生検が今まで影響している可能性はありますでしょうか
⇒そうでしょう。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/10/21
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