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今後の治療について

[管理番号:12080]
性別:女性
年齢:46
病名:
症状:
投稿日:2024年09月25日

田澤先生はじめまして。
よろしくお願いします。

7月に皮下乳腺全摘術を受けました。
病理結果とオンコタイプDXの結果は以下の通りです。

病理結果
invasive ductal carcinoma with mucinous carcinoma component, solid type, locus CD, 42x40x30mm/42x40x30mm, pT2, f, Ly1, V1 (EVG), PN1mi(sn)(t/14), surgical margin(-), Histological grade I.
ER(>90%), PgR(1-5%), Ki-67: 20-30%, HER2: score 2+.
HER2 DISH: negative

オンコタイプDX
RS24 5年遠隔再発率11% 化学療法の上乗せ効果2.7%
(閉経後)5年後遠隔再発率7% 化学療法の明らかな上乗せ効果なし

主治医からは2.7%という数字に価値を感じるかどうかで化学療法をどうするか決めるように言われました。
現在は閉経前ですが、卵巣機能抑制剤で閉経状態にすることで化学療法不要とするのも良しとのことでした。
私は術前に一ヶ月ほどタモキシフェンを服用したのですが、それはオンコタイプDXの結果に影響しますか?
またPgRが陰性に近いことも、ホルモン療法だけで良いのか不安です。

化学療法はするならEC4クール+タキサン4クールだそうですが、田澤先生ならどのようなレジメンをすすめますか?

間もなく決めなければならず、焦りもあります。
今後の治療について田澤先生のご意見を伺いたく、どうかよろしくお願いいたします。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

私は術前に一ヶ月ほどタモキシフェンを服用したのですが、それはオンコタイプDXの結果に影響しますか?
⇒影響しません。

またPgRが陰性に近いことも、ホルモン療法だけで良いのか不安
⇒単純にPgRが低いとRS値が高くなりがちとなりますが、最終的な数値(RS値)で治療法は決めます。

化学療法はするならEC4クール+タキサン4クールだそうですが、田澤先生ならどのようなレジメンをすすめますか?
⇒RS=24であればケモはせずにtamoxifen+LH-RHagonistとします。(今週のコラム269回目を熟読してください。)

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/10/5
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