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放射線当てる部位や治療

[管理番号:11910]
性別:女性
年齢:51
病名:乳がん、全摘、しこり2個 
1.6センチ ハーツ陰性
ルミナルA型。ステージ2a
センチネルリンパ陽性一個3ミリ。
症状:全摘術後の放射線治療についてお聞きしたいです。
投稿日:2024年07月07日

2024年4月に左胸全摘乳がん手術をしました。51歳
閉経前です。
しこりが2個。A.C領域にありました。1.6センチ
進展巣は、9センチ
ホルモン共に7
ハーツ陰性 ki67は、8
ルミナルA型です。2A
センチネルリンパ生検2個取り1つに3ミリの転移ありでした。郭清はしていません。
他の方々は、センチネルリンパ陽性だった場合、もう少し余分にリンパを取っている様子で、私は他にもあったのではないか?と疑問に思っています。
オンコタイプ結果、RS22再発率18% 化学効果を否定できません。
er10.0 pr7.3でした。
それで抗癌剤はなしで今、タモキシフェン20を10年。今から放射線を腋窩のみ25回その後、S1を1年と言われました。
全摘ではありますが、A領域に乳がんしこりがあり、内胸リンパに転移していないか?
センチネルリンパ生検3ミリは、微小ではないので、もっと先に転移があるのではないかと不安であります。

腋窩のみ放射線して、仮にリンパレベル1とか2に、転移があった場合、放射線を当てる事でガンを消せる?と考えてよいのでしょうか?

しこりのあった場合を考え、内胸リンパにも当てて欲しいとお願いしましたが、必ず副作用が内胸は、出るからしないと言われました。

気休めかもしれませんが、手術した病院以外でハイパーサーミアや、高気圧酸素治療をしている病院に紹介状を書いてもらい放射線と兼用希望し、してもらえるようになりました。

自分の病状をこれ以上説明出来ず申し訳ありませんが、
私の場合、腋窩のみ放射線治療で本当に良いのでしょうか?
田澤先生でしたらいかがでしょうか。内胸リンパ転移は、稀と見ましたが領域からして可能は、高いのでしょうか?

閉経前51歳ですが、
リュープリンは、打ったほうがより再発率を下げれるものでしょうか?

沢山質問して大変申し訳ない。

皆さん同じだと思いますが、
再発なく生きたいと思っています。少しでも効果のある保険適用の治療をやりたいと思っています。

どうぞ宜しくお願い致します。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

論点は2つあります。

センチネルリンパ生検2個取り1つに3ミリの転移ありでした。郭清はしていません。
他の方々は、センチネルリンパ陽性だった場合、もう少し余分にリンパを取っている様子で、私は他にもあったのではないか?と疑問

⇒施設により
1.微小転移でも追加郭清をする
2.微小転移では追加郭清はしないが、肉眼的転移(2mm以上のことをいう)の場合には追加郭清をする。
3.肉眼的転移でも追加郭清はせずに、その部位に照射で対応をする。

事前に、「説明同意書」に上記について記載がある「筈」です。

A領域に乳がんしこりがあり、内胸リンパに転移していないか?
⇒リンパ節転移が4個以上かつ腫瘍が内側に合った場合には「PSを含む照射が生存率を上げる」ということを考えると…

質問者が本当に「肉眼的転移があったのに腋窩郭清の追加しなくていいのか?」と不安に思うなら、『腋窩追加手術をしたうえで、(もしも)4個以上の転移であればPSにも照射をする』というのが理論的ではないでしょうか?
ご参考に

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/7/15
***

  

質問者様から 【質問2】

今後治療について
性別:女性
年齢:51
病名:乳がん
症状:4月全摘、しこり2個、1.6センチ。進展巣は9センチ
ハーツ陰性。ルミナルA型
ステージ2a センチネルリンパ生検2個に一つ3ミリ郭清なし。
投稿日:2024年08月07日

何度も質問し、大変申し訳ありません。4月に左胸全摘、センチネルリンパ生検2個して1個3ミリ。しこり2個1.6センチ。乳管進展巣は9センチ。ki67は、8 ハーツ陰性。ホルモン共に7 オンコタイプRS22 ホルモン治療と放射線治療で脇と鎖骨にのみ当てています。25回
リニアックです。
主治医は、3ミリ微小だからその先にはないんじゃないかな?とか、リンパ浮腫考えて郭清じゃなく放射線にしました。と言われました。
田澤先生に、お答え頂き、主治医が最善を尽くして下さるだろうと不安をごまかしてきましたが、それじゃいけないと思いました。
私の不安は、まずはセンチネルリンパ生検より先にあるかもしれない残存した癌。もしかしたら、四個以上あったかもしれないという不安。四個以上あれば抗がん剤が必要だったかもしれない。

また、A領域にしこりがあったので内胸リンパ転移の不安があります。

放射線治療している状況ですが、今から出来る不安を払拭出来る治療は、ないでしょうか?リニアックではない放射線治療追加とかは、難しいでしょうか?放射線治療後、暫くしたら、リンパ郭清を追加で可能なんでしょうか?

乳管進展巣9センチ広がっていたことは、局所再発や、遠隔再発に影響ありますか?

遠隔再発もですが、リンパ転移や、内胸リンパの事を考えると局所再発が、心配でなりません。癌になりずっと通院する事を考え、田澤先生の所で手術をお願いしなかった事を、心底後悔しています。

大変お忙しい所、何度もご質問して申し訳ありません。

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

まずはセンチネルリンパ生検より先にあるかもしれない残存した癌。もしかしたら、
四個以上あったかもしれないという不安。四個以上あれば抗がん剤が必要だったかもしれない。

⇒追加の腋窩郭清は、(質問者が理解されているように)「PSへの照射の判断」や「抗がん剤の必要性の判断」も無論ですが、むしろそれ以上に「もしも転移が残存していたら、(取り残されている)転移性リンパ節を切除する」という意義があります。
★転移性リンパ節が残されているかもしれないという状況は外科医としては避けなくてはいけないことです。

放射線治療している状況ですが、今から出来る不安を払拭出来る治療は、ないでしょうか?リニアックではない放射線治療追加とかは、難しいでしょうか?放射線治療後、暫くしたら、リンパ郭清を追加で可能なんでしょうか?
⇒まず腋窩郭清して(其のうえで)郭清したリンパ節に転移がなければ(安心して)PSには照射をしない、逆に(確率的には決して高くないとは思いますが)4個以上の転移が見つかればPSに追加照射することです。

乳管進展巣9センチ広がっていたことは、局所再発や、遠隔再発に影響ありますか?
⇒全摘しているのだから「全く」影響ありません。
ご安心を

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/8/21
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