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ステージⅢC トリポジ 今のステージについて

[管理番号:11899]
性別:女性
年齢:34歳
病名:
症状:
投稿日:2024年06月29日

初めまして。
いつも拝見させて頂いており、田澤先生の回答にとても勇気づけられています。

私は6月(中旬)日に乳がんの告知を受けました。
マンモグラフィー、エコー、細胞診の検査結果から、腫瘍の大きさは20mm~22mm、ホルモン陽性、HER2陽性であることが分かりました。
ステージⅡだろうということで、それだけでも落ち込みが強く、まだ幼い子供の事を考えると涙が溢れる日々でした。
念のため他の転移やその他詳細を調べるということで、PETCTとMRIを受けたのですが、PETCTで胸骨内側のリンパにもがんがある可能性が高いとの説明を後日医師から受けました。
画像上では脇のリンパには異常を見られなかったそうですが、胸骨内側のリンパへのがんの可能性も高いし、もしかしたらリンパの炎症の可能性も否定できない。
がんであるとするならば、ステージは一気に上がってしまってⅢCであると説明を受けました。
もう頭の中が真っ白で、絶望の淵に立たされています。
私は喘息の既往歴があり、MRIでは造影剤を使えなかった事もあってはっきりと診断できないという事もあるそうです。
今後の治療方針としては、ddAC→ドセハーパー→手術→術後の化学療法、となっていく予定です。

①脇のリンパへの転移が画像上では見られないのに、胸骨のリンパへ転移しているという事はあるのでしょうか。
②胸骨リンパの転移は術前化学療法で消えなかった場合、手術で取り除くのは難しいらしく、術後に放射線治療となる可能性が高いそうです。術前化学療法で消滅させるのは難しいのでしょうか。
そして、残ってしまった場合は予後が悪いのでしょうか。
③今の私の状況(ステージⅢC)でも、まだまだ元気になって生きていけるのでしょうか。
まだまだ子供の成長を近くで見守っていきたいし、絶対に死にたくありません。

色んなことがつい悲観的になってしまい、恐怖心と不安でいっぱいの毎日です。
どうか教えて頂けると大変ありがたいです。
宜しくお願い致します。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

①脇のリンパへの転移が画像上では見られないのに、胸骨のリンパへ転移しているという事はあるのでしょうか。
⇒腫瘍の部位の記載がありませんが…

腫瘍の占拠部位が内側にあると、極稀にそのようなケースはあります。(外側にある場合には殆どありませんが)

②胸骨リンパの転移は術前化学療法で消えなかった場合、手術で取り除くのは難しいらしく、術後に放射線治療となる可能性が高いそうです。術前化学療法で消滅させるのは難しいのでしょうか。
そして、残ってしまった場合は予後が悪いのでしょうか。

⇒術前抗がん剤で「消える消えない」に関わらず、術後に放射線照射するべきです。

③今の私の状況(ステージⅢC)でも、まだまだ元気になって生きていけるのでしょうか。
⇒ステージⅢCとはいっても(実際にはPSが転移かどうかは怪しいと思いますが)全体の印象はステージⅡ相当なので「圧倒的に」根治する可能性が高いですよ。

自分自身に「ステージⅢC]というレッテルを貼る必要は「全く」ありません。(実際に腋窩リンパ節の腫れもないわけだから病状全体に深刻度はないのです)
そんなことは気にせずに、(術前抗がん剤が果たして適切だとは私は思いませんが
…)「術前」にせよ、「術後」にせよanti-HER2 therapyをキッチリすることこそが重要です。(anti-HER2 therapyは再発率を半分にするわけだから)

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/7/8
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