［管理番号:11811］
性別:女性
年齢:55
病名:乳がん
症状:皮膚転移
投稿日:2024年05月24日

２年半前にトリプルネガティブ乳がんと診断されました。検査したところ左胸にも腫瘍がある事がわかり術前に抗がん剤をして両胸全摘しました。
半年後に鎖骨上リンパ節、肝臓、縦隔リンパ節転移で治療していた所今度は皮膚転移しました。
主治医は放射線はやっても意味がないと言っていますが本当に意味がないのでしょうか？
抗がん剤も後2種類しか使えないと言われ後は緩和ケアしなかないと言われました。
本当にもう治療法はないのでしょうか？

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

皮膚転移しました。主治医は放射線はやっても意味がないと言っていますが本当に意味がないのでしょうか？
⇒皮膚転移は（薬物療法が効かずに）拡がると、いずれ「浸出液や出血、痒み」など大変ＱＯＬを損ないます。
　照射歴がないのであれば、当然照射すべきです。

抗がん剤も後2種類しか使えないと言われ後は緩和ケアしなかないと言われました。
本当にもう治療法はないのでしょうか？
⇒無論ＰＤ－Ｌ１抗体は調べているのでしょう。（陽性の場合には免疫チェックポイント阻害剤の適応があります。）

一般的な抗癌剤には
　１．Anthracycline
　２．Taxane
　３．Others

おそらく術前に（上記）１及び２を用い、再発後に３の中から何か
（bevacizumab+paclitaxelもしくはeribulin）を使用していると推測します。
ただ３には、他にもgemcitabine、vinorelvine, TS-1, capecitabineなどあります。
ご参考に

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2024/6/5
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