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左胸全摘 提案された治療薬について

[管理番号:11790]
性別:女性
年齢:39歳
病名:左乳浸潤がん
症状:
投稿日:2024年05月10日

初めまして。
いつもこちらのQ&Aを拝見し、勉強させて頂いております。

今年の1月末にセルフチェックにて左胸にしこりを発見。
乳腺クリニックにてマンモとエコーを受けたところ広範囲の石灰化があり、
悪性の可能性が高いとの事で針生検を実施、非浸潤ガンとの結果がでました。

その後手術をする総合病院にて再エコー、CT、MRIを実施。
総合病院でも非浸潤だろうとのことで全摘手術を受けました。

手術結果
・浸潤ガン  8mm他小さいの2つ
・センチネル 1/2
・グレード2
・ER 8/8
・PR 7/8
・Her2 1
・ki67 11%

オンコタイプdx
・再発スコア:13
・9年遠隔再発率:13%
・上乗せ効果なし

遺伝子検査:陰性

治療方針
タモキシフェン(5~10年)+LHRHアゴニスト(ゾラデックスLA10.8㎎)3ヶ月に1回(5年)

①クリニックと総合病院の術前検査では非浸潤ガンで脇の転移もないと聞いていたのですが
このように結果が全然違うという事は良くあることなのでしょうか?

②また年齢が若いからタモキシフェンだけより注射を追加した方がいいと主治医から提案を受けたのですが、
過去の田澤先生の回答を読んでいると私の年齢では注射はする必要がないのではないかとも思っています。
田澤先生はこの場合どのような治療を提案されますか?

9年再発率が思ったよりも高くショックが大きくて…。
主治医はこの再発率はタモキシフェン単独での結果だから
注射を追加する事で再発率も変わると言っていました。

子どもも小さく、少しでも再発率が下がるなら何でもしたいです。

お忙しいところ恐れ入りますが、よろしくお願いいたします。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

①クリニックと総合病院の術前検査では非浸潤ガンで脇の転移もないと聞いていたのですが
このように結果が全然違うという事は良くあることなのでしょうか?

⇒広範囲の病変であれば、それほど珍しくはありません。(病変の中心に生検が行われている確率が相対的に低くなるからです)

②また年齢が若いからタモキシフェンだけより注射を追加した方がいいと主治医から提案を受けたのですが、
過去の田澤先生の回答を読んでいると私の年齢では注射はする必要がないのではないかとも思っています。

⇒30歳代だし当然行います。(そもそもpN+ではLHは必須となります 今週のコラム269回目熟読してください)

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/5/23
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