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DCIS診断 右胸1.3mm 全摘又は乳頭乳輪温存皮下乳腺全切除術+再建か部分切除か

[管理番号:11785]
性別:女性
年齢:53
病名:DCIS診断 右胸1.3mm
症状:
投稿日:2024年05月10日

右胸の良性石灰化を2014年から指摘されていた。
吸引式組織検査を24年2月に受け、DCIS(所見:乳管内~小葉内に篩状の構造を取り増生。コメド壊死有) ER:+95%
PgR:+80% HER2:equivocal(判定保留),スコア:2+。
MRIやCTはこれからで、画像を見ると一部浸潤してるようにも見えると言われてる。
浸潤してたとしてステージ1の初期ではないか。 
主治医からは再発を考えると全摘又は乳頭乳輪温存皮下乳腺全切除術+再建を勧められているが、部分切除(がんの周り1.5㎝円柱切除後、放射線16回、ホルモン治療なし,
形は変わるけど、許容範囲ではと言われてる。)も希望なら可能と言われて迷っている。
35歳で右卵巣嚢腫部分摘出しており、ホルモン(ストレス,フルタイム事務職就業中)に影響される体質なのではと、再発も怖いと思いつつ乳房を失いたくなく、乳房再建も7月末に手術日が決まっており、同時再建はできなく紹介先病院で二次再建になるのと、傷が増えたり術後体の負担を考えると再建に消極的なのですが、部分切除の場合、ホルモン(ストレス)に影響される体質だと年を取ってから(若くても)局所再発しやすいのでしょうか。
主治医からは部分切除の場合、局所再発率10%位と言われて全摘を勧められていますが、後の再発を考えて放射線を受ける(と再建が難しくなるため)前に全摘して再建するか、部分切除かで悩んでいます(因みに再建は提携先の大学病院を紹介するので術後1年位にやるといいと言われています)。
お忙しいところ恐縮ですが、ご回答よろしくお願いいたします。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

術式は単純にMRIでの拡がりで決めるべきです。
温存術後の乳房内再発は(放射線照射を前提として)5%程度です。

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/5/20
***

  

質問者様から 【質問2】

DCIS診断 右胸13mm 部分切除後の再発について
性別:女性
年齢:53
病名:DCIS診断 右胸浸潤径大きいところで13mm
症状:しこり有、右胸にしこりを感じて受診
投稿日:2024年06月01日

先日質問した[管理番号:11785]です。ご回答ありがとうございました。その後先生の石灰化のお話を見て学んでいるところです。又質問させてください。
その後7/(下旬)に手術を控え、6/(下旬)に造影CT、7/(上旬)に造影MRIを予定して7/(上旬)に結果を見て乳頭乳輪温存皮下乳腺全切除術か部分切除かを決めるのですが更に悩んでいます。
根治治療を目指し、乳頭乳輪温存皮下乳腺全切除術+再建で考えて形成外科を3か所受診し、全ての再建方法を検討したのですが、私の乳房だと選べる再建方法がお腹を使う自家組織再建かインプラントになることがわかり、それぞれ体への侵襲や違和感やその道のり(今の病院では同時再建が出来ず2次再建になり最低2回の手術有)を考えるとフルタイムで仕事をしていて休みづらい事等を考えると「部分摘出も選べるのに」と考えが戻ってきてしまっています。 田澤先生が書かれている様に、2014年から指摘されていた石灰化がここ2年で癌化したのだとしたらしこりを見つけてから手術まで6か月有り、
1.3mmがもっと大きくなっているのではと不安です。主治・u梭繧ヘ、部分摘出だと切り取った時に周りに癌細胞が飛び散る可能性や、断端陽性の可能性が上がる事、「再発した際にしこりになってこないとわからないんだよね」とも言われて本当に悩んでいます。部分切除して再発するとしたら、石灰化指摘から10年後に癌化(しこり有)した今の様に又10年後位に石灰化を経て癌化される可能性が高いでしょうか。それとも目に見えない癌細胞が体内に残っていたとして2年位で又再発する可能性が高いでしょうか。次に再発したら浸潤癌化してる可能性が高いでしょうか。石灰化を経て癌化される場合は、エコー検査を自費診療でも半年ごとにやってマンモトーム生検で早い段階で見つけられるでしょうか。質問が多くてすみません。お忙しいところ恐縮ですが、先生のお考えを聞かせていただきたいです。

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。

2014年から指摘されていた石灰化がここ2年で癌化したのだとしたら
⇒誤り!
「癌化」などありません。

良性は未来永劫良性であり、癌は最初から癌なのです。
★「癌化」と言う言葉は「最初の診断で良性と誤判定したのに、後で癌だと判明した際に(未熟な医師が使う)言い訳」にすぎません。

しこりを見つけてから手術まで6か月有り、1.3mmがもっと大きくなっているのではと不安です。主治・u梭繧ヘ、部分摘出だと切り取った時に周りに癌細胞が飛び散る可能性や、断端陽性の可能性が上がる事、「再発した際にしこりになってこないとわからないんだよね」とも言われて本当に悩んでいます。部分切除して再発するとしたら、
石灰化指摘から10年後に癌化(しこり有)した今の様に又10年後位に石灰化を経て癌化される可能性が高いでしょうか。それとも目に見えない癌細胞が体内に残っていたとして2年位で又再発する可能性が高いでしょうか。次に再発したら浸潤癌化してる可能性が高いでしょうか。石灰化を経て癌化される場合は、エコー検査を自費診療でも半年ごとにやってマンモトーム生検で早い段階で見つけられるでしょうか。質問が多くてすみません。お忙しいところ恐縮ですが、先生のお考えを聞かせていただきたいです。

⇒考えすぎ!

とにかく「癌化という言葉は誤り」であることと(前回回答したように)「術式は画像で決める」ようにしましょう。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/6/12
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