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術後の治療について

[管理番号:11714]
性別:女性
年齢:54
病名:左乳房 浸潤性乳管癌
症状:
投稿日:2024年04月05日

?初めまして。
乳癌について色々ネット検索する毎日ですが
少し疲れてしまい、ご相談させて下さい。

【手術前】
MR→細胞針で浸潤癌と診断
PTCT検査で遠隔転移なし
吸引式組織生検で
ER、PgR : 8、3 陽性
HER2: 1 陰性
stage: I
grade: I
Ki-67: 低

乳頭乳輪にかなり隣接した癌でしたが、
乳頭乳輪を残し部分切除を2月末に行いました。

【手術後】
病理検査
7.2mm
リンパ節転移無し
断端: 陰性
stage: IA
grade: 3
Ki-67: 中

断端陰性でしたが
悪性度が高いことが分かり、再手術で乳頭乳輪部分を追加切除、ホルモン療法+抗がん剤+放射線治療を提案されました。

抗がん剤や再手術と想定外な話になり
急には判断が付かず、オンコタイプdx検査をするのも判断材料になると言われお願いすることにしました。
抗がん剤をするしないはその検査結果で決めるとして、再手術をするかしないか次回までに決めるように言われました。

質問①
断端陰性の場合でも田澤先生も乳頭乳輪部分の追加手術はした方がよいとお考えになりますでしょうか?

質問②
悪性度が高い場合、既に全身に微小転移していると考えられますか?
それを叩く為に抗がん剤をすると考えたら良いのでしょうか?

質問③
追加手術、抗がん剤をした場合、しなかった場合の再発率をそれぞれ教えて下さい。

最初から乳頭乳輪も切除しとけば良かったと少し後悔しております。
主治医より、抗がん剤は点滴の他に経口薬もあり副作用が少ないと言われましたが、
田澤先生はあまりおすすめされていないのをこちらで拝見いたしました。

選択肢があると色々迷います。
放射線治療後の追加手術は難しいとのこと。
後悔しない為にも、田澤先生のご意見をお伺いしたく相談させて頂きました。
どうぞ宜しくお願いいたします。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

質問①
断端陰性の場合でも田澤先生も乳頭乳輪部分の追加手術はした方がよいとお考えになりますでしょうか?

⇒思いません。
 悪性度は無関係

質問②
悪性度が高い場合、既に全身に微小転移していると考えられますか?

⇒無関係 考えすぎ

質問③
追加手術、抗がん剤をした場合、しなかった場合の再発率をそれぞれ教えて下さい。

⇒再発は「局所再発(この場合、温存乳房内再発)」と「全身遠隔転移再発」にきちんと分けて理解しましょう。

追加手術
⇒断端が陰性であれば「温存乳房内再発」は(放射線照射を前提として)5%以下

抗がん剤をした場合、しなかった場合の再発率をそれぞれ教えて下さい。
⇒まさに「このために(これを知るために)」OncotyepDXをするのですよ。

★私の「予想」など全く無意味、OncotyepDXの結果を待ちましょう。

オンコタイプDX

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2024/4/16
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