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AC療法の容量について

[管理番号:11462]
性別:女性
年齢:47
病名:左乳がん
症状:
投稿日:2023年12月02日

田澤先生、はじめまして。

2023年6月に乳がん告知されましたが、しこりが1.2センチと小さいためまずは切除しましょうとのことで、7/(下旬)に左乳房温存手術を終えました。

【病理検査結果】
・浸潤性乳管がん
ルミナールHER2
リンパ節転移1個(センチネルリンパ節生検で3ミリが1つあったため郭清したが、そ
の1つだけだったとのこと)
ER70、PR80
HER2 3+
グレード3
ki67:47%

結果を受け、まず放射線治療をしてから化学療法を始めましょうということになりました。

【放射線治療】完了
2023.9.(中旬)-10.(中旬)
16+4回ブースト 53.2グレイ

【現在化学療法中】
2023.10.(中旬)AC療法①
2023.11.(上旬)AC療法②
2023.11.(下旬)AC療法③

3週間ごと4クール→ドセタキセル+抗HER2治療楽ハーセプチン+パージェタ4クール→
ドセハーパー継続残り9ヶ月→ホルモン療法 タモキシフェン5年予定
となっております。

お伺いしたいのは、AC療法の投与量についてです。

現在、総合病院ではなく乳腺外科クリニックにて治療しております。
抗がん剤治療にあたり、別途説明資料をいただくこともなく口頭の説明で、ベテランの先生ですしお任せしておりました。
自分で乳がん診療ガイドライン2023を購入し、AC療法は60/600なのだろうと思っていたのですが、この度3回目投与の際に、90/900と聞こえてきたので確認したら、そうだとのことでした。
確かに診療明細もそうなっていました。

今更、なぜ多いのかも聞けず、そういう場合もあるのかと思いましたが、まだ4クール目の投与が残っているので気になっています。
病理検査の結果をみて、多めになったのか、あるいは、ガイドラインが全てではなく、こういう場合もあるということなのでしょうか。
治療はまだドセハーパーへと続くので、心毒性も気になります。
なかなか聞きづらい雰囲気があり、こちらに質問させていただきました。
田澤先生でしたら、どうお考えでしょうか。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

AC療法は60/600なのだろうと思っていたのですが、この度3回目投与の際に、90/900と聞こえてきたので確認したら、そうだとのことでした。
⇒60/600とは投与量そのものではなく、「体表面積当たりの投与量」のことです。
つまり60mg/m2 600mg/m2です。
実際の投与量が60mgx(質問者の体表面積)=90mgなのです。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/12/14
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