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免疫力が下がっているときや、ジーラスタ使用しない場合起こりうることとその注意点

[管理番号:11450]
性別:女性
年齢:68歳
病名:左小葉がん
症状:123クールと抗がん剤治療7日目頃から、皮膚症状や帯状疱疹が出現しました。その他の症状も出るのか心配しています。このような場合の起こる可能性のあることとその対処法についてまた123クールジーラスタを皮下注してきたのですが、
強度の倦怠感や発熱などの副作用からか、今回4クール目は使用せず、一般的な感染予防に注意するよう主治医からは話されました。
この場合の注意点なども伺いたく存じます。
投稿日:2023年11月25日

*分かりやすく、丁寧な説明と、またこのような開かれた場を設けていただいていることに感謝しています。
さて、
*左小葉がんで全摘しています。
・Ki67:15%
・組織グレード:2
・核グレード:1
・エストロゲン:+
・プロゲステロン:±~-
・HER2タンパク:-
・病期:Tひろがり:2,  Nリンパ転移:0, M多臓器転移:0 ⅡA期でしたが、
その後
・オンコタイプDX勧められ、再発スコア30、9年遠隔再発率19%、上乗せ効果:15%以上
・エストロゲン:7.8+
・プロゲステロン:5.3-
という結果からTC療法4クールを受けることになりました。

・1クール目は新型コロナウィルスに感染し、15日間遅れてしまいまいましたが、その後は3週間ごとの治療しています。
以来、午後の体温は37.0~37.8℃が続いています。

治療経過は
・1クール:治療7日目頃から左下の瞼や胸部発疹、ベタメタゾン等で2~3日で軽減
・2クール:治療7日目頃から両腕、両臀部~膝にかけて発疹出現、ジフルプレナード、ビラノアで軽減
・3クール:治療7日目頃から帯状疱疹が左耳から首、肩、胸にかけて出現、アメーフーフ、アベロックスを服用しました。
・4クール:白血球4400,好中球74.1%、CRP〈0.04ということで行いました。
なお、123クールとジーラスタを皮下注してきたのですが、強度の倦怠感や発熱などの副作用からか、今回4クール目は使用せず、感染予防に注意するよう話されました。
治療7日目頃から、また帯状疱疹やその他の症状が出るのか心配しています。このような場合の起こる可能性のあることや対処法をご教示いただければと思います、よろしくお願い申し上げます。

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

起こる可能性のあることや対処法をご教示いただければと思います
⇒シンプルに考えましょう。

白血球低下⇒(粘膜での感染防御の脆弱からの)感染となるわけですから、「うがい、手洗い、(そして)感冒様症状出現の際に早めに抗生剤を内服すること」です。
無論、予防的に抗生物質処方されてますよね?

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2023/12/13
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